結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬マーベラスムーンは母馬ルナレガーロが出産した4頭目の仔。母馬ルナレガーロにはこれまでヘニーヒューズ、ハービンジャー、ドリームジャーニーが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はヘニーヒューズ産駒のムスコローソです。ムスコローソの現時点での戦績は24戦3勝。ムスコローソはダートを得意とする傾向にあるヘニーヒューズ産駒でありながら、3勝はいずれも芝コースでのものですので、父馬との配合が嵌れば、クラシック戦線で活躍する競走馬が輩出されるかもしれません。
競走馬としての母馬について
母馬ルナレガーロの競走馬としての生涯戦績は4戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでした。しかし、ルナレガーロの血統背景を見てみると、ルナレガーロの祖母ダイナカールから広がる牝系からは1997年JRA賞年度代表馬に選出されたエアグルーヴをはじめ、GⅠWinner、重賞Winnerが数多く輩出されており、日本で発展した代表的な牝系出身の競走馬でした。
父馬の産駒の傾向
本馬マーベラスムーンの父馬ドリームジャーニーの産駒の馬場適性としては、ダートよりは芝の方が得意のようですが、ダートもこなせない訳ではないようです。距離適性に関しては短距離から長距離まで幅広く実績を残しており、産駒全体としての適性距離に関する傾向は特にありません。2歳戦での勝率も決して低くはないので、比較的POGに向いていると思われますが、毎年、種付け頭数が少なく、活躍馬が輩出される可能性も、その分低いと言わざるを得ません。
総合評価
本馬マーベラスムーンの2WS indexは103となりました。父馬ドリームジャーニーはオルフェーヴルの全兄で、POG的には産駒の活躍馬が少ないのですが、2020年日本ダービー3着のヴェルトライゼンデを輩出。決して、POGに不向きではない種牡馬です。一方、母馬ルナレガーロは血統背景としては、一流ですが、自身の競走馬としては全く活躍できませんでした。また、繫殖牝馬としても重賞勝ちできるような仔を輩出できておらず、血統背景に見合った活躍はできていません。2WS indexも低い値を示しているので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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