POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ コーステッド ~

トラブルに注意も!

コーステッド

コーステッド血統図

コーステッド血統図

競走馬としてのコーステッド

繁殖牝馬コーステッドは米国産で、父馬Tizway、母馬Malibu Pierの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は10戦2勝。主な勝ち鞍としては2016年 P. G. JOHNSON S 【 L 芝8.5F 】がありますが、重賞では2016年 BCジュヴェナイルフィリーズターフ 【 GⅠ芝8.0F 】 2着の実績があります。コーステッド自身はマイル付近の距離で実績を残した競走馬でした。

 

コーステッドの血統背景

繁殖牝馬コーステッドの父馬Tizwayは2000、2001年 米BCクラシック連覇をはじめ、GⅠを4勝した一流の競走馬Tiznowの直仔で、自身も2011年 メトロポリタンH、同年ホイットニーHのGⅠを2勝した一流の競走馬でした。

 

種牡馬としては、4頭の重賞ウイナーを輩出していますが、数多いる種牡馬の中では、実績に乏しい部類の種牡馬です。日本ではコーステッドの父として名前を見かけますが、それ以外でTizwayの名前を見かける機会はほとんどありません。

 

一方、コーステッドの母馬Malibu Pierも米国産のサラブレッドです。生涯戦績は14戦6勝で、主な勝ち鞍は2011年 サンタバルバラH 【GⅡ】、同年 サンタアナS 【GⅡ】になります。

 

繁殖牝馬としてはコーステッドの他にも2016年 レイヴンランS 【GⅡ】2着、同年ヴィクトリーライドS 【GⅢ】2着のMalibu Stacy、2024年 ロバートJフランケルS 【GⅢ】2着、2025年 メガヘルツS 【GⅢ】2着のMahinaを輩出している優秀な繁殖牝馬です。

 

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、Malibu Pierの仔達は、重賞で活躍を見せるものの2着までしか手が届いていません。その傾向はコーステッドの仔にも伝わっているようで、初仔ダノンベルーガも3番仔ボンドガールも重賞戦線では上位に食い込むものの、もどかしい戦績を積み重ねる傾向にあります。

 

コーステッド産駒の

POG期間内戦績及び傾向

コーステッド産駒一覧

コーステッド産駒一覧

コーステッド産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している4番仔スティレセイルまでを対象として考察を進めていきます。

 

ちなみにコーステッド産駒の出世頭は2022年 共同通信杯 【GⅢ】勝ち馬の初仔ダノンベルーガと重賞2着5回の3番仔ボンドガールになります。

 

コーステッド産駒の

競走馬デビューの時期について

考察対象のコーステッド産駒4頭の内、2歳時にデビューできなかったのは2番仔コスタレイだけなので、コーステッド産駒は2歳時にデビューできる傾向にあると考えて良さそうです。しかし、考察対象のコーステッド産駒4頭の内、脚元や体質が弱かったり、何らかのトラブルを抱えないで競走馬デビューを果たしているのは3番仔ボンドガールだけですので、育成情報やデビュー時期に関する情報には注意を払った方が良さそうです。

 

ちなみに考察対象のコーステッド産駒4頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは、出世頭のダノンベルーガとボンドガールの2頭です。デビュー勝ちを果たすようであれば、その後の活躍も期待できると言えそうです。

 

コーステッド産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のコーステッド産駒4頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは3番仔ボンドガールで、デビュー戦時の馬体重は446kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは初仔ダノンベルーガで、デビュー戦時の馬体重は498kgでした。

 

繁殖牝馬コーステッドは、最軽量でも最重量でも重賞戦線で活躍している産駒を輩出していますので、コーステッド産駒は、極端な場合を除いて、馬格に関係なく活躍馬を輩出できる優秀な繁殖牝馬であると言えるでしょう。

 

コーステッド産駒の性差による

POG期間内の戦績の差について

考察対象のコーステッド産駒4頭の内訳は、牝馬が3頭、牡馬が1頭です。牝馬産駒、牡馬産駒それぞれから出世頭となる産駒が輩出されていますので、コーステッド産駒に性差による戦績差はないと考えて良いでしょう。

 

父系の違いによる

POG期間内の戦績の差(配合相性)について

繁殖牝馬コーステッドには、これまでハーツクライ(サンデーサイレンス系種牡馬)→ドゥラメンテ(キングカメハメハ系種牡馬)→ダイワメジャー(サンデーサイレンス系種牡馬)→キズナ(サンデーサイレンス系種牡馬)→エピファネイア(ロベルト系種牡馬)→サートゥルナーリア(キングカメハメハ系種牡馬)が配されてきました。

 

サンデーサイレンス系種牡馬のハーツクライ、ダイワメジャーとの配合で、重賞級の産駒を輩出できていますので、サンデーサイレンス系種牡馬との配合相性は悪くはないのでしょう。

 

繁殖牝馬 コーステッド

レーダーチャート

コーステッドRC

コーステッドRC

POGでコーステッド産駒を選ぶ時のポイント

  • 脚元トラブルや体質の弱さに注意
  • 馬格や性別に関係なく活躍馬輩出を期待できる。
  • デビュー勝ちするようであれば、その後の活躍も期待できる

 

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