結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬レゾンドゥスリールは母馬ローブティサージュが出産した2頭目の仔。初仔はオルフェーヴル産駒のリアンティサージュです。リアンティサージュのPOG期間内の戦績は1戦0勝でした。しかしながら、デビュー戦から10か月空いた2戦目で見事未勝利を脱出。素質はありそうな気配です。リアンティサージュがPOG期間内に活躍できなかったのは初仔ゆえの虚弱さが理由だったのかもしれませんので、関係者は本馬に大きな期待を寄せているかもしれません。また、母馬は繁殖牝馬として有望なのかもしれません。2019年産のディープインパクト産駒牝馬も要チェックですね。
競走馬としての母馬について
母馬ローブティサージュの競走馬としての生涯戦績は20戦3勝。3勝しかしていませんが、2012年阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)の勝ち馬であり、同年のJRA賞最優秀2歳牝馬に選出される等、POG期間内にも活躍した競走馬でした。早くに完成した母馬同様の成長を見せてくれるならば、その仔達もPOG期間内の活躍が期待できます。
父馬の産駒の傾向
本馬レゾンドゥスリールの父馬はハーツクライです。父馬ハーツクライの産駒はPOG期間内のみならず、古馬になってから頭角を現す場合もあります。血統的には母系にリファールを持つことから芝2200m以上で真価を発揮し、母父がトニービンであることから、東京コースを得意とする産駒も少なくありません。父馬の影響が色濃く出るのであれば、ダービーが行われる東京競馬場 芝2400mに高い適性を持つ産駒が出てきても何ら不思議なことではありません。
総合評価
本馬レゾンドゥスリールの2WS indexは93となりました。父馬も母馬もPOG的には大活躍した競走馬でしたので、両親のどちらの影響を受けても活躍が期待できる血統構成です。初仔のリアンティサージュも素質の片鱗は見せてくれていますので、本馬にも大きな期待がかかるところですが、初仔で見られた体質の弱さは母馬の仔に共通する特徴である可能性も残っています。体質の弱さはPOG的には大きなマイナス要素ですので、その懸念が払しょくできないため、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
お知らせ
現在、2WS indexの精度の検証を行う経過を有料にて公開しています。御興味のある方は、下記『note』というサイトでご覧下さい。
2WS indexを元に作成した2020-2021 2WS POGドラフトリストが e-SHINBUNの購入ページや全国のコンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機内のコンテンツプリントサービス「e プリントサービス」から購入できるようになりました。是非、御購入下さい。
ご自宅等で2WS POGドラフトリストを購入するにはコチラ(e-SHINBUNの御利用)
コンビニに設置されているコピー機から2WS POGドラフトリストを購入する手順はコチラ