牡馬産駒、500kgが指名条件!
アロマティコ
競走馬としてのアロマティコ
繁殖牝馬アロマティコは父馬キングカメハメハ、母馬ナスカ、母父サンデーサイレンスの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は27戦6勝。重賞勝ちこそありませんが、2014年クイーンステークス 【GⅢ】 2着、2012年秋華賞 【GⅠ】 3着、2013年 エリザベス女王杯 【GⅠ】 3着の実績があります。
アロマティコの血統背景
アロマティコの父馬キングカメハメハは、2004年NHKマイルC 【GⅠ】、2004年日本ダービー 【GⅠ】の変則G1 2冠をはじめとして8戦7勝の生涯戦績の競走馬でした。マイルから2400mまで幅広い距離適性を発揮しました。種牡馬としては、これまで数々の重賞winnerを輩出してきました。サンデーサイレンス系牝馬との配合で大きな成功を収めているだけでなく、母系によって多彩な適性を示す産駒が登場しています。代表的な産駒としては、ロードカナロア、アパパネ、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、レイデオロがいます。牡馬でも牝馬でも大物を輩出した実績がありますが、牡馬と牝馬では牡馬の産駒が良績を残す傾向にあります。また、2歳戦から活躍することができるのでPOG向きの種牡馬の一頭と言えます。
一方、母馬ナスカは競走馬としてはデビューしていませんので、自身の競走馬としての能力は不明ですが、ナスカの母馬アンデスレディーは1998年福島記念 【GⅢ】勝ち馬オーバーザウォール、2006年福島記念 【GⅢ】、2007年七夕賞 【GⅢ】勝ち馬サンバレンティン、2005年京都新聞杯 【GⅡ】など、重賞を計3勝しているインティライミを輩出した優秀な繫殖牝馬で、アロマティコは、その優秀な母馬の血を受け継いでいる繁殖牝馬なのです。
アロマティコ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
アロマティコ産駒の特徴及び傾向を把握するため、既にPOG期間を終了している5番仔アロマティコ2021までを対象として考察を進めます。アロマティコ産駒の出世頭は2022年の皐月賞馬、4番仔ジオグリフです。
アロマティコ産駒の
競走馬デビュー時期について
考察対象のアロマティコ産駒5頭の内、4頭は2歳の6月もしくは11月にデビューしており、アロマティコ産駒は体質が弱く、デビューが遅れるという傾向にはないようです。ただし、5番仔はデビュー前に亡くなってしまっています(死因は不明)。
アロマティコ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
最軽量でデビューしたのは初仔コパカティと2番仔ファートゥアで、デビュー戦時の馬体重は466kgでした。一方、最重量でデビューしたのは4番仔ジオグリフで、デビュー戦時の馬体重は490kgでした。POG期間内に2勝を上げたアルビージャのデビュー戦時の馬体重が514kg、ジオグリフが490kgですので、アロマティコ産駒は500kg程度の大きな馬体を有している方が良いのだと思われます。
アロマティコ産駒の
性差による戦績の差について
POG期間内に2勝以上したのは、考察対象5頭の内、牡馬の2頭ですので、アロマティコ産駒をPOGで指名するにあたっては牡馬の方が良さそうです。なお、考察の対象外ですが、5番仔のエピファネイア産駒は既に死亡してしまったようです。死亡した理由が不明ですが、体質の強さがアロマティコ産駒の良さの1つだけに気になるところです。
父系の違いによる戦績の差について
繫殖牝馬アロマティコには、これまでハービンジャー → エピファネイア → モーリス → ドレフォンが交配されてきました。POG期間内に2勝を上げたモーリス産駒アルビージャと出世頭ジオグリフの父馬ドレフォンは全く異なる系統の種牡馬ですので、父系の違いによる戦績差はないと考えて良いのでしょう。
繁殖牝馬 アロマティコ
レーダーチャート
アロマティコ産駒をPOGで指名する時のポイント。
- 牡馬産駒の方がPOG期間内の戦績は良い。
- デビュー戦時の馬体重が500kg程度見込める方が良い。
- 仔出しの良い牝系なので、父馬に関係なく、良質な仔を期待できる。
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