2022年産のドゥラメンテ産駒に注目!
マラコスタムブラダ
競走馬としてのマラコスタムブラダ
繫殖牝馬マラコスタムブラダはアルゼンチン産で、父馬Lizard Island(米)、母馬Mapul Wells(亜)、母父Poliglote(英)の配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は9戦6勝。主な勝ち鞍に2014年亜ヒルベルトレレナ賞 【GⅠ】がある優秀な競走馬でした。
マラコスタムブラダの血統背景
繫殖牝馬マラコスタムブラダの父馬Lizard Islandは2007年愛レイルウェイS 【 GⅡ 芝1200m 】勝ち馬ですが、生涯戦績は10戦1勝で、種牡馬としては他の種牡馬と比べて大きく見劣る競走成績しか残せていません。血統背景を見てみると、Lizard Islandの祖母Numberは1989年 仏グランクリテリヨム 【 GⅠ 芝1600m 】勝ち馬のジェイドロバリーの母馬で、Lizard Islandの母馬とジェイドロバリーは姉弟ということになります。
一方、繫殖牝馬マラコスタムブラダの母馬Mapul Wellsは生涯戦績6戦2勝。注目すべきはマラコスタムブラダの母系の祖母PulmaがアルゼンチンでGⅠ3勝を上げていることでしょう。優秀な祖母の血がマラコスタムブラダ自身にも受け継がれており、その血を自らの産駒にどのように伝えられているのか、産駒の特徴や傾向を見てみることにしましょう
マラコスタムブラダ産駒の
POG期間内戦績及び傾向
繫殖牝馬マラコスタムブラダの産駒の特徴及び傾向を把握するため、POG期間を終了している4番仔スパイダーバローズまでを対象に考察を進めていきます。出世頭は2019年阪神ジュベナイルフィリーズ 【GⅠ】勝ち馬で、2番仔のレシステンシアです。
マラコスタムブラダ産駒の
競走馬デビュー時期について
考察対象のマラコスタムブラダ産駒4頭は全て年内にデビューしています。マラコスタムブラダ産駒は総じて体質が弱くデビューが遅れがちになる傾向はないようです。POGにおいてはプラス材料と言えるでしょう。
マラコスタムブラダ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象4頭のうち、最軽量でデビューしたのは初仔のミッキーブラックです。デビュー戦時の馬体重は470kgでした。一方、最重量でデビューしたのは2番仔のレシステンシアで、デビュー戦時の馬体重は490kgでした。4頭のデビュー戦時の馬体重が470kg~490kgの範囲内に収まっており、極端に馬格の小さな仔はいませんので、マラコスタムブラダ産駒は小さな馬格に苦労して出世が遅れるという経過を辿る可能性は低いと思われます。
マラコスタムブラダ産駒の
性差による戦績の差について
マラコスタムブラダ産駒の考察対象4頭のうち、牝馬は1頭だけです。出世頭のレシステンシアが牝馬ですので、マラコスタムブラダ産駒は牝馬の方が戦績は良いと思われるかもしれませんが、3番仔で牡馬のグラティアスが2021年京成杯 【GⅢ】を勝って、重賞ウイナーとなっていますので、牡馬産駒も十分な戦績を残していると言っても良いでしょう。しかし、レシステンシアとグラティアスは、ともに重賞ウイナーではありますが、一方はGⅠウイナー、一方はGⅢウイナーで、重賞レベルに差がありますので、ドラフトで指名するならば、牝馬産駒の方を指名したくなります。牡馬産駒ならばドラフト下位で、牝馬産駒ならばドラフト上位で指名するという戦略も良いのではないでしょうか。
父系の違いによる戦績の差について
繫殖牝馬マラコスタムブラダにはこれまで、ブラックタイド → ダイワメジャー → ハーツクライ → ハーツクライとサンデーサイレンス系の種牡馬が交配されてきました。その結果、同じサンデーサイレンス系ではありますが、ダイワメジャー、ハーツクライと異なる種牡馬で重賞ウイナーを輩出しました。しかし、4番仔のハーツクライ産駒スパイダーバローズは未勝利のまま地方競馬への転籍、5番仔キタサンブラック産駒ジャスティンボルトもデビュー戦は見どころなく取りこぼしてしまいましたので、そろそろサンデーサイレンス系ではない種牡馬との配合を見てみたいところです。
繁殖牝馬 マラコスタムブラダ
レーダーチャート
繁殖牝馬マラコスタムブラダまとめ
- マラコスタムプラダは、異なる種牡馬でそれぞれ重賞ウイナーを輩出した優秀な繁殖牝馬。
- 産駒はデビューが遅くなったり、小さな馬格に悩まされたりする可能性が低く、POG向き。
- 2021年産のドゥラメンテ産駒の牝馬は狙い目かも!
2WS POGドラフトリストの発売は
毎年4月1日!
STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)
winsormore.stores.jp
コンビニプリント
(牡馬編、牝馬編 各¥700)
|
|
|