結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬フロムディスタンスは母馬ハーランズルビーが出産した6頭目の仔。母馬にはこれまでAwesome Again, マンハッタンカフェ、ハーツクライ、ディープブリランテ、マジェスティックウォーリアが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はディープブリランテ産駒のモズベッロです。現時点までのモズベッロの戦績は14戦4勝。主な勝鞍には2020年日経新春杯(GⅡ)があります。しかし、POG期間内には1勝しかできておらず、競走馬として本格化きたのは3歳からの後半からです。出世頭のモズベッロを見る限り母馬の仔の成長スピードはやや遅めなのかもしれません。
競走馬としての母馬について
母馬ハーランズルビーの競走馬としての生涯戦績は11戦2勝。わずか2勝しか上げていませんが、2010年アルシバイアディズステークス(GⅠ)2着、2011年ブルボネットオークス(GⅢ)2着の実績があります。ハーランズルビーは生涯2勝しか上げていませんが、重賞での好走実績もあり、競走馬としての素質があったと考えます。
父馬の産駒の傾向
父馬ヘニーヒューズの産駒は圧倒的にダートで良績を上げています。一部、芝で好走する産駒もいないことはありませんが、基本的に産駒はダート適性が高い傾向にあります。POG向きの種牡馬ではありません。
総合評価
本馬フロムディスタンスの2WS indexは12となりました。母馬の仔は全て、デビューできたとしてもデビューは年明けで、モズベッロに見られるように成長も遅めの傾向があるようです。父馬の産駒はダートが得意の傾向にあり、母馬の仔達のデビューは年明け、成長は遅めの感がありますので、POGでの指名候補馬とする要素が見当たりません。したがって、2WS indexが低い値を示していることから、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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