結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ウチョウテンは母馬シープシャンクスの3頭目の仔。母馬シープシャンクスにはこれまでタートルボウル、ハービンジャーが交配されました。母馬の仔の中での出世頭と呼べるほど活躍した競走馬はまだいません。
現時点で最も勝ち星を稼いでいるのは、初仔のフラワーストリーム(タートルボウル産駒)で、3勝を上げていますが、上2頭はともにデビューは2歳時であるにもかかわらず、初勝利はPOG期間を終了した後です。母馬の仔達の成長はゆっくりとしたものなのかもしれません。
競走馬としての母馬について
母馬シープシャンクスの競走馬としての戦績は5戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでした。シープシャンクスの血統を遡ってみると半姉に2007年スプリンターズステークス(GⅠ)勝ち馬のアストンマーチャンがいます。アストンマーチャンはスプリンターズステークス以外にも2006年小倉2歳ステークス(GⅢ)、同年ファンタジーステークス(GⅢ)、2007年フィリーズレビュー(GⅡ)にも勝っており、POG期間内に大活躍した競走馬でした。残念ながらシープシャンクスはアストンマーチャンに匹敵するような活躍はできませんでしたが、シープシャンクスの仔達は2歳の早い時期にデビューできていますので、早い時期にデビューできる点に関してはそれほど心配する必要はないのかもしれません。
父馬の産駒の傾向
父馬モンテロッソは2017年に種牡馬デビューしました。産駒の傾向としては芝でもダートでも勝率にはそれほど差がありません。POG的には馬場適性で敬遠するということはしなくても良さそうです。コース的には平坦なコースでの勝率が良いようです。POG期間内で行われる重賞レースは坂のあるコースでの実施が多いので、コース適性という点では少し不利になるのかもしれません。
総合評価
本馬ウチョウテンの2WS indexは33となりました。血統的には早熟な血統と言えるので、POG向きの血統と言えるでしょう。しかし、大物感という点では、これまでの母馬の仔達からは感じられません。父馬も血統背景としては一流と言えるかもしれませんが、これまで大物と呼べるような産駒は誕生していません。したがって、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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