POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ スウィートリーズン ~

まだまだ未知数の繁殖牝馬

スウィートリーズン

スウィートリーズン

スウィートリーズン

競走馬としてのスウィートリーズン

繫殖牝馬スウィートリーズンは米国産で、父馬ストリートセンス、母馬Livermore Leslie、母父Mt. Livermoreの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は11戦5勝。主な勝ち鞍は2013年スピナウェイS 【GⅠ】、2014年エイコーンS 【GⅠ】、同年テストS 【GⅠ】です。繫殖牝馬スウィートリーズンはGⅠを3勝した優れた競走馬でした。

 

繫殖牝馬スウィートリーズンの血統背景

繫殖牝馬スウィートリーズンの父馬ストリートセンスはミスタープロスペクター系種牡馬で、生涯戦績は13戦6勝。2歳時にBCジュヴナイル 【GⅠ】を10馬身差で勝利。2006年 米2歳牡馬チャンピオンに選出されました。3歳時にはケンタッキーダービー 【GⅠ】にも勝利し、一流の競走馬として活躍しました。種牡馬としてはスウィートリーズンの他にもGⅠウイナーを輩出しています。日本ではあまり馴染みのない種牡馬ですが、産駒には2020年JBCLクラシック 【 JpnⅠ】勝ち馬のファッショニスタがいます。産駒は基本的にダート適性が高いようです。

 

一方、繫殖牝馬スウィートリーズンの母馬Livermore Leslieは米国産で、生涯戦績33戦6勝。重賞勝ちはありません。繁殖牝馬としてスウィートリーズンの他に、2009年フロリダオークス 【GⅢ】勝ち馬のDon't Forget Gilを輩出しています。血統背景を見てみましたが、母系には、これといった活躍馬は輩出されていないようです。

 

スウィートリーズン産駒の

POG期間内戦績及び傾向

スウィートリーズン産駒一覧

スウィートリーズン産駒一覧

スウィートリーズン産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している3番仔ネアセリーニまでを対象に考察を進めていきます。出世頭は2023年 目黒記念 【GⅡ】2着入線実績のある初仔ディアスティマです。

 

スウィートリーズン産駒の

競走馬デビュー時期について

考察対象のスウィートリーズン産駒3頭の内、2歳でデビューできなかったのは、2番仔のディーコンセンテスです。ディーコンセンテスのデビューが3歳1月と遅くなってしまった真の理由は不明ですが、デビュー戦時の馬体重が3歳からとなってからにもかかわらず、404kgと小柄であったことから、成長スピードが遅かったことも要因の1つと考えられます。スウィートリーズン産駒をドラフト候補として検討するならば、馬体重に関する情報は欠かせません。

 

スウィートリーズン産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のスウィートリーズン産駒3頭の内、最軽量でデビューしたのは2番仔ディーコンセンテスで、デビュー戦時の馬体重は404kgでした。一方、最重量でデビューしたのは3番仔ネアセリーニで、デビュー戦時の馬体重は508kgでした。出世頭のディアスティマのデビュー戦時の馬体重が482kgでしたので、この程度の馬格はあって欲しいところです。また、最軽量でデビューしたディーコンセンテスはPOG期間内0勝でしたので、馬格が小さい場合、ドラフト指名は避けた方が良さそうです。

 

スウィートリーズン産駒の

性差による戦績の差について

考察対象のスウィートリーズン産駒3頭の内、牝馬はディーコンセンテスの1頭だけです。そのディーコンセンテスのPOG期間内の戦績は2戦0勝でしたし、出世頭のディアスティマが牡馬ですので、現時点では、スウィートリーズン産駒は牡馬の方が良い戦績を期待できるものと考えられます。しかし、スウィートリーズン産駒の牝馬はまだ1頭だけですので、その1頭の成績をもって、牝馬よりも牡馬の方が良いと結論付けるのは時期尚早でしょう。現時点でスウィートリーズン産駒をドラフト候補とするならば、牡馬を選びつつも牝馬産駒の戦績にも注目しておいた方が良いでしょう。また、牝馬であっても大きな馬格が見込めるようであれば、ドラフト下位での指名を検討するのは、戦略的にはありだと思います。

 

父系の違いによる戦績の差について

繫殖牝馬スウィートリーズンには、これまでディープインパクトとハーツクライが交配されてきました。出世頭のディアスティマがディープインパクト産駒。POG期間内に1勝もできなかったディーコンセンテスもディープインパクト産駒。ハーツクライ産駒のネアセリーニは、まだPOG期間を終了していませんが、既に1勝を上げています。現時点では、父系の違いによる戦績差があるとまでは言い切れません。1つ気になるのは、近年の日本競馬界でリーディングサイアーランキングトップクラスの種牡馬を配している割には、スウィートリーズン産駒の戦績は物足りない実績です。スウィートリーズンは繁殖牝馬としては優秀なのか、それが判明するのは4番仔以降がデビューしてからということになりそうです。

 

繫殖牝馬 スウィートリーズン

レーダーチャート

スウィートリーズンRC

スウィートリーズンRC

繁殖牝馬スウィートリーズンまとめ

  • 血統背景は良くはないが、スウィートリーズンは優秀な競走馬だった。
  • 産駒の馬格は大きい方が期待できそう。
  • 繫殖牝馬としての真の実力は、4番仔以降の実績で明らかに。

 

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