結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ロケットペンダントは母馬ヴァンゴーゴーが出産した2頭目の仔。1つ上のWar Command産駒キーダイヤの現在までの戦績は7戦2勝。まだ、母馬は2頭しか生んでおらず、競走馬デビューしたのは1頭だけですので母馬の繁殖牝馬としての素質を見定めることはできません。
競走馬としての母馬について
母馬ヴァンゴーゴーの競走馬としての生涯戦績は10戦3勝。重賞での上位入賞などの実績はありませんので、ヴァンゴーゴーは競走馬としては全く活躍できなかったと言って良いのでしょう。ヴァンゴーゴーの血統背景を見てみると、ヴァンゴーゴーの祖母バルドウィナからは重賞4勝のワンカラット、2016年桜花賞馬のジュエラーが輩出されており、母馬ヴァンゴーゴーは良質の牝系出身の競走馬だったと言えます。
父馬の産駒の傾向
本馬ロケットペンダントの父馬はヴィクトワールピサです。ヴィクトワールピサ産駒は基本的には芝コースの適性の方が高いのですが、ダートもこなす傾向にあるようです。性別による好走実績に差はなく、距離適性としては1800~2000mあたりのようです。他馬がクラシック戦線への出走権を勝ち取るべく、出走レースに好メンバーが集まりやすい3歳の前半時期の勝率はあまり高くないですし、大物産駒もジュエラーがいる程度ですので、必ずしもPOG向きの種牡馬という訳ではなさそうです。
総合評価
本馬ロケットペンダントの2WS indexは78となりました。母馬の繁殖牝馬としての大きな実績はまだないので、今後生まれてくる仔に活躍が望まれるところです。ロケットペンダントは父馬にヴィクトワールピサを迎えて生まれた競走馬。前述したようにロケットペンダントの属する牝系からは、同じヴィクトワールピサ産駒である桜花賞馬ジュエラーが誕生しています。血統的に配合相性が良い可能性がありますが、母馬ヴァンゴーゴーの繁殖牝馬としての素質はまだ未知数ですので、2WS indexが示す値に従って、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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