POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ ポルトフィーノ ~

グルヴェイグとどっちが??

ポルトフィーノ

ポルトフィーノ

ポルトフィーノ

競走馬としてのポルトフィーノ

繫殖牝馬ポルトフィーノは父馬クロフネ、母馬エアグルーヴ、母父トニービンの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は9戦3勝。主な勝ち鞍は2008年エルフィンステークス【OP】です。

 

繁殖牝馬ポルトフィーノの血統背景

繫殖牝馬ポルトフィーノの父馬クロフネは日本産ノーザンダンサー系種牡馬です。競走馬としての生涯戦績は10戦6勝。主な勝ち鞍に2001年NHKマイルC 【GⅠ】、2001年ジャパンカップダート 【GⅠ】があります。種牡馬としては、初年度産駒から2005年朝日杯FS 【GⅠ】勝ち馬のフサイチリシャールを輩出。また、スプリンターズS 【GⅠ】覇者のスリープレスナイト、2011年スプリンターズS 【GⅠ】、2012年高松宮記念 【GⅠ】の短距離2冠馬のカレンチャン、2012年ヴィクトリアマイル 【GⅠ】勝ち馬ホエールキャプチャ、2015年NHKマイルカップ 【GⅠ】勝ち馬のクラリティスカイ、2017年同レースを勝ったアエロリットもクロフネ産駒です。最近では白毛のアイドルホースとしてクラシック戦線で活躍したソダシもクロフネ産駒です。クロフネはこれら以外にもダートや障害戦でも重賞ウイナーを輩出している名種牡馬でもあります。また、クロフネ産駒は牝馬の活躍馬が多く、これまでクロフネは8頭の平地GⅠウイナーを輩出していますが、その内6頭が牝馬という結果です。この特徴がポルトフィーノに受け継がれていれば、牝馬に活躍馬が多い・・・となるのですが、その傾向は・・・この後、見てみることとします。

 

一方、ポルトフィーノの母馬エアグルーヴは1997年 JRA賞年度代表馬に選出された超一流の競走馬。生涯戦績は19戦9勝。主な勝ち鞍は1996年 オークス 【GⅠ】、1997年 天皇賞(秋) 【GⅠ】です。繫殖牝馬としては繫殖牝馬としても超一流で、その産駒にはグルヴェイグの他に2003年及び2004年のエリザベス女王杯 【GⅠ】を連覇したアドマイヤグルーヴ、2009年 ステイヤーズステークス 【GⅡ】勝ち馬のフォゲッタブル、2012年 香クイーンエリザベスC 【GⅠ】勝ち馬のルーラーシップと計4頭の重賞ウイナーを輩出しています。また、ポルトフィーノの他に、グルヴェイグラストグルーヴといった優秀な繁殖牝馬も輩出しています。

 

ポルトフィーノ産駒のPOG期間内戦績及び傾向

ポルトフィーノ産駒一覧

ポルトフィーノ産駒一覧

ポルトフィーノ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している7番仔ポルトアレグレまでを対象に考察を進めていきます。ポルトフィーノ産駒の出世頭は2015年京都新聞杯【GⅡ】2着、同年きさらぎ賞【GⅢ】2着の2番仔ポルトドートウィユです。

 

産駒のデビュー時期について

考察対象のポルトフィーノ産駒7頭の内、競走馬デビューしなかったのは初仔のディープインパクト産駒と4番仔リミニです。また、2歳の内にデビューできなかったのは7番仔ポルトアレグレです。7頭の内、3頭がPOG期間内にデビューすらできませんでした。また、2歳でデビューできたポルトフィーノ産駒4頭の内、1戦しかできていなかった産駒が2頭。最終的にPOG期間内に順調に戦績を積み重ねることができたのは実質2頭のみということになります。

 

産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のポルトフィーノ産駒7頭の内、最軽量でデビューしたのは6番仔ポルトヴェッキオで、デビュー戦時の馬体重は452kgでした。一方、最重量でデビューしたのは7番仔ポルトアレグレで、デビュー戦時の馬体重は500kgでした。出世頭のポルトドートウィユのデビュー戦時の馬体重が462kgでしたので、460kg程度の馬格が見込まれるようであれば合格点を与えて良いかと思います。

 

産駒の性差による戦績の差について

考察対象のポルトフィーノ産駒7頭の内訳は、牡馬が5頭、牝馬が2頭です。出世頭のポルトドートウィユが牡馬ですので、ポルトフィーノ産駒は牡馬の方が良績を期待できる可能性が高いのかもしれません。しかし、ポルトフィーノ産駒に関しては、性差に注目するよりも順調にデビューし、デビュー後も戦績を積み重ねられるかどうかという要素の方が重要かもしれません。考察対象の牝馬2頭を見てみると、3番仔リミニは未デビュー、ポルトヴェッキオは2歳7月にデビューを果たしているにもかかわらず、POG期間内にはデビュー戦の1戦だけしか走れませんでした。ポルトフィーノ産駒の性差については、POG期間内に順調に走れた牝馬産駒の戦績を見てから評価したいと思います。

 

父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

出世頭のポルトドートウィユがディープインパクト産駒ですので、ポルトフィーノとディープインパクトの配合相性は悪くないと思われます。一方、ディープインパクト以外の種牡馬との配合を見てみると、オルフェーヴル、ロードカナロアが配されていますが、それらの産駒からPOG期間内に勝利を上げた産駒はまだ出てきていません。考察対象外としたリアルスティール産駒のポルトロッソと22年産のエピファネイア産駒の戦績が気になるところです。

 

繫殖牝馬ポルトフィーノ レーダーチャート

ラストグルーヴ グルヴェイグ > ポルトフィーノ ??

グルーヴ3姉妹RC

グルーヴ3姉妹RC

繁殖牝馬ポルトフィーノまとめ

  • 血統的には繫殖牝馬グルヴェイグの半妹にあたります
  • POG的視点から見ると、ディープインパクト以外の種牡馬との配合では全く結果が出ていません。
  • 血統の質が高い繁殖牝馬ですが、ドラフト指名にあたっては気を付けた方が良さそうです。

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