POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ スペシャルグルーヴ ~

エアグルーヴ系現役繁殖牝馬の代表格

スペシャルグルーヴ

スペシャルグルーヴ

スペシャルグルーヴ

競走馬としてのスペシャルグルーヴ

繁殖牝馬スペシャルグルーヴは父馬スペシャルウィーク( 1995 – 2018 )、母馬ソニックグルーヴ、母父フレンチデピュティの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としての生涯戦績は2戦0勝。名牝エアグルーヴの血を引き継ぐサラブレッドですので、競走馬としての期待は高かったものと思われますが、期待に応える戦績は残せなかったようです。

 

繁殖牝馬スペシャルグルーヴの血統背景

繁殖牝馬スペシャルグルーヴの父馬スペシャルウィークはサンデーサイレンス系の種牡馬。競走馬としての生涯戦績は17戦10勝。主な勝ち鞍には1998年 日本ダービー 【GⅠ】、1999年 天皇賞(春)・(秋)、同年 ジャパンカップ 【GⅠ】がある一流の競走馬でした。種牡馬としては、牝馬クラシック2冠のブエナビスタ、2005年 アメリカンオークス 【GⅠ】を制し、同年JRA賞最優秀父内国産馬に選出されたシーザリオ、2014年菊花賞 【GⅠ】勝ち馬トーホウジャッカルを輩出していますが、自身の後継となるような種牡馬は誕生していません。

 

一方、スペシャルグルーヴの母馬ソニックグルーヴは競走馬デビューしていません。脚元が弱かったようです。繁殖牝馬としても、5勝を上げたフランドルを輩出していますが、5勝の内2勝は障害戦での勝利で、平地重賞で複勝圏内に入線した実績を残した産駒はいません。

 

スペシャルグルーヴ産駒のPOG期間内戦績及び傾向

スペシャルグルーヴ産駒一覧

スペシャルグルーヴ産駒一覧

スペシャルグルーヴ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している7番仔ピュアグルーヴまでを対象に考察を進めていきます。スペシャルグルーヴ産駒の出世頭は、2019年 中京記念 【GⅢ】勝ち馬のグルーヴィットと2022年 チャンピオンズカップ 【GⅠ】勝ち馬のジュンライトボルトです。

 

スペシャルグルーヴ産駒の競走馬デビューの時期について

考察対象のスペシャルグルーヴ産駒7頭の内、2歳の内に競走馬デビューできなかったのは、3番仔カヴェルナと6番仔ロードカナロア産駒(馬名未登録)です。競走馬デビューできる産駒は2歳の内に競走馬デビューしていますが、それ以外は3歳での競走馬デビューはおろか、競走馬デビュー自体できていません。スペシャルグルーヴ産駒は競走馬デビューできる産駒、できない産駒がハッキリと出ている状況ですので、育成に関する情報はキッチリ拾っておく必要があります。ちなみに、考察対象のスペシャルグルーヴ産駒7頭の内、デビュー勝ちを飾ったのは4番仔グルーヴィットだけですので、スペシャルグルーヴ産駒にデビュー勝ちは期待できないと考えます。

 

スペシャルグルーヴ産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のスペシャルグルーヴ産駒7頭の内、最軽量でデビューしたのは2番仔フェイズベロシティで、デビュー戦時の馬体重は448kgでした。一方、最重量でデビューしたのは4番仔のグルーヴィットで、デビュー戦時の馬体重は492kgでした。スペシャルグルーヴ産駒の出世頭の1頭であるジュンライトボルトのデビュー戦時の馬体重が452kgでしたので、450kg程度の馬格でデビューできることが見込めれば、合格と言って良いでしょう。ちなみに、スペシャルグルーヴ自身のデビュー戦時の馬体重は458kgでした。

 

スペシャルグルーヴ産駒の性差による戦績の差について

考察対象のスペシャルグルーヴ産駒7頭の内訳は、牡馬が4頭、牝馬が3頭です。出世頭の2頭が共に牡馬ですし、牝馬産駒の内、POG期間内に1勝以上できたのは2番仔フェイズベロシティだけですので、スペシャルグルーヴ産駒は牡馬の方が良績を期待できそうです。

 

父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

考察対象のスペシャルグルーヴ産駒7頭の内5頭が、キングマンボ系の種牡馬であるキングカメハメハもしくはロードカナロアの産駒です。グルーヴィット( 父:ロードカナロア )、ジュンライトボルト( 父:キングカメハメハ )2頭の重賞ウイナーを輩出していますので、スペシャルグルーヴとキングマンボ系種牡馬との配合相性は良いのでしょう。その一方で、初仔ドリームチェイサーはハービンジャー産駒、7番仔ピュアグルーヴはドレフォン産駒と、非キングマンボ系種牡馬の産駒ですが、やはり結果が出ていませんので、POGドラフト指名時には注意を払った方が良いでしょう。

 

繫殖牝馬 スペシャルグルーヴ レーダーチャート

スペシャルグルーヴRC

スペシャルグルーヴRC

繁殖牝馬スペシャルグルーヴまとめ

  • 競走馬デビューの時期によって、競走馬デビューできる産駒、できない産駒がハッキリ分かれていますので、デビュー時期の見立ては注意深く行った方が良いでしょう。
  • 牡馬産駒の方が牝馬産駒よりも良績を期待できそうです。
  • キングマンボ系種牡馬との配合相性は悪くなさそうですが、それ以外の種牡馬との配合で結果が出せるか否かが注目ポイントです。

 

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