頼むぜ、もう1頭!
シンハリーズ
競走馬としてのシンハリーズ
繁殖牝馬シンハリーズは父馬シングスピール(1992 - 2010)、母馬Baize、母父Efisioの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬としての生涯戦績は12戦3勝。主な勝ち鞍は2005年米デルマーオークス 【GⅠ】です。
繁殖牝馬シンハリーズの血統背景
繁殖牝馬シンハリーズの父馬シングスピールは生涯戦績22戦10勝。主な勝ち鞍には1996年ジャパンカップ【GⅠ】があり、計4つのGⅠを勝っている超一流の競走馬でした。種牡馬としてもシンハリーズやアサクサデンエンをはじめ、日米英等各国で計10頭以上のGⅠウイナーを輩出しており、種牡馬としても一流の実績を残しています。
一方、母馬Baizeは競走馬としての生涯戦績21戦5勝。最高戦績は1995年英モールコーム【GⅢ】3着です。繁殖牝馬としてはシンハリーズを輩出しており、十分な実績を残していますが、シンハリーズ以外には、これといった活躍馬は輩出できていません。血統的にも母系には特筆すべき実績を残した繁殖牝馬は見当たりませんでした。
シンハリーズ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
シンハリーズ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している10番仔スリーパーダまでを対象に考察を進めていきます。シンハリーズ産駒の出世頭は6番仔シンハライトです。また、シンハライトに続く活躍馬として、2011年ラジオNIKKEI杯【GⅢ】勝ち馬の2番仔アダムスピークがいます。
産駒のデビュー時期について
考察対象のシンハリーズ産駒10頭の内、2歳時にデビューできなかったのは、初仔ポロンナルワ(未デビュー)、3番仔シンハディーパの2頭です。この2頭以外は2歳時にできていますので、シンハリーズ産駒は概ね体質は弱くなく、2歳時にデビューできる可能性が高いと言えます。POG的には安心材料と言えます。
産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のシンハリーズ産駒10頭の内、最軽量でデビューした7番仔のミリッサで、デビュー戦時の馬体重414kgでした。一方、最重量でデビューしたのは5番仔アダムスブリッジで、デビュー戦時の馬体重は484kgでした。出世頭のシンハライトのデビュー戦時の馬体重が430kgでしたので、430kg程度の馬格が見込めれば、合格点を与えて良いと思いますが、シンハライトは父馬も小柄だった種牡馬ディープインパクト。父馬の影響を受けて馬体が小柄だった可能性を考えると、ディープインパクト亡き今、430kgよりは大きな馬格の方が良いのかもしれません。
産駒の性差による戦績の差について
考察対象のシンハリーズ産駒10頭の内、出世頭のシンハライトは牝馬、それに続く活躍馬アダムスピークは牡馬です。この2頭以外の産駒を性別で分けて戦績を見比べても、大きな乖離は見られませんので、シンハリーズ産駒は牡馬と牝馬の間の戦績差は無いと考えて良いでしょう。
父系の違いによる戦績の差(配合相性)について
出世頭のシンハライトは、重賞ウイナーのアダムスピークがともにディープインパクト産駒ですので、繁殖牝馬シンハライトと種牡馬ディープインパクトの配合相性は悪くないと思われます。しかし、ディープインパクト亡き今、シンハライトが再び大物を輩出するには、どの種牡馬との配合が良いのでしょうか。その答えはまだ見つかっていません。シンハライトにはディープインパクト以外にRahy、ウォーエンブレム、ゼンノロブロイ、ダイワメジャー、オルフェーヴルが配されてきましたが、大物輩出には至っていません。エピファネイアをはじめとするロベルト系種牡馬、ロードカナロアをはじめとするキングマンボ系種牡馬との配合を見てみたいものです。
繁殖牝馬シンハリーズ レーダーチャート
繁殖牝馬シンハリーズまとめ
- 種牡馬ディープインパクトとの配合は悪くないようです。
- 出世頭のシンハライトは小柄な馬でしたが、オークス1着、桜花賞2着とPOG期間内に大活躍しました。
- エピファネイアやロードカナロアとの配合相性がどうなのか、気になるところです。
2WS POGドラフトリストの発売日は
毎年4月1日!
STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)
コンビニプリント
(牡馬編、牝馬編 各¥700)
|
|
|