結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬アイアムカガヤキは母馬アイアムカミノマゴが出産した7頭目の仔。母馬アイアムカミノマゴにはこれまでキングカメハメハ、ワークフォース、ロードカナロア、ルーラーシップが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はキングカメハメハ産駒のダノンフェイスです。ダノンフェイスの生涯戦績は27戦6勝。重賞勝ちはありませんが、2019年東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス(GⅢ)での3着という実績があります。母の仔は年明けデビューの傾向にあります。また、母馬の仔は種牡馬は変われど、ダートを主戦場とする仔ばかりです。年明けデビュー、主戦場がダートという傾向はPOG的にはマイナス要素です。
競走馬としての母馬について
母馬アイアムカミノマゴの競走馬としての生涯戦績は14戦4勝(勝率:28.6%)。主な勝鞍には2010年サンスポ杯阪神牝馬ステークス(GⅡ)があります。血統背景を見てみると、アイアムカミノマゴの母馬アイアムザウィナーから広がる牝系には2006年中日スポーツ賞ファルコンステークス(GⅢ)2着のアイアムエンジェル、2011年ユニコーンステークス(GⅢ)勝ち馬のアイアムアクトレスが輩出されています。
父馬の産駒の傾向
本馬アイアムカガヤキの父馬モーリスの競走馬としての戦績は、2015年安田記念・マイルチャンピオンシップ・香港マイル、2016年チャンピオンズマイル・天皇賞秋・香港カップのG1 6勝をはじめ、18戦11勝。短距離から中距離でタイトルを獲得しました。モーリスの父スクリーンヒーローはグラスワンダー産駒。母メジロフランシスはカーネギー産駒ですが、メジロフランシスの母系はモガミの血脈を残すメジロの血統。スクリーンヒーローにもメジロフランシスにも日本独自の血脈が流れており、日本の馬場に適した産駒の登場が期待されています。今年デビューする産駒が初年度産駒ですので、産駒の傾向はまだ明らかとなっていません。
総合評価
本馬アイアムカガヤキの2WS indexは11となりました。父馬モーリスはまだ産駒の傾向が明確にはなっていません。一方、母馬アイアムカミノマゴは競走馬としても活躍し、血統背景も悪いものではありません。しかし、生まれてくる仔の傾向が年明けデビュー、主戦場はダートという点は見逃せません。したがって、2WS indexが低い値を示していますので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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