サンデー系以外の種牡馬との配合に注目
ホットチャチャ
競走馬としてのホットチャチャ
繁殖牝馬ホットチャチャは米国産で、父馬Cactus Ridge、母馬Reduced Sentence、母父Broad Brushの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は重賞4勝を含む19戦6勝。主な勝ち鞍には2009年Qエリザベス2世チャレンジC 【GⅠ】があります。
繁殖牝馬ホットチャチャの血統背景
繁殖牝馬ホットチャチャの父馬Cactus Ridgeは米国産で、生涯戦績は4戦4勝。無敗で引退していますが、最高戦績は2003年アーリントンWフュチュリティ 【GⅢ】で、GⅠタイトルはありません。種牡馬としても、産駒の中でGⅠウイナーとなったのはホットチャチャ1頭のみで、重賞ウイナーはホットチャチャを含めて計3頭のみです。
一方、ホットチャチャの母馬Reduced Sentenceも米国産のサラブレッド。生涯戦績は2戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでした。ホットチャチャのようなGⅠウイナーを輩出した時点でReduced Sentenceは繫殖牝馬としては成功を収めたと言って良いと思うのですが、ホットチャチャ以外に目立った活躍を見せた産駒を輩出することはできませんでした。血統背景を見てみても、母系にはこれといった活躍馬は見当たらず、Reduced Sentenceの2代母Infiniteが1983年イエローリボン招待S 【GⅠ】で3着の実績を残している程度です。
ホットチャチャ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
ホットチャチャ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している6番仔ウェイマークまでを対象に考察を進めていきます。ちなみにホットチャチャ産駒の出世頭は2018年菊花賞 【GⅠ】2着を含む計4つの重賞で2着に入線しているエタリオウです。
産駒のデビュー時期について
考察対象のホットチャチャ産駒6頭の内、2歳時にデビューできなかったのは6番仔ウェイマーク1頭のみです。残りの5頭は2歳時にデビューできていますので、ホットチャチャ産駒はデビューが遅くなる可能性は低いと思われます。
産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のホットチャチャ産駒6頭の内、最軽量でデビューしたのは4番仔アドマイヤチャチャで、デビュー戦時の馬体重は434kgでした、一方、最重量でデビューしたのは6番仔ウェイマークで、デビュー戦時の馬体重は502kgでした。出世頭のエタリオウのデビュー戦時の馬体重が472kgでしたので、エタリオウ産駒をドラフトで指名する際には470kg程度あれば安心できるでしょう。
産駒の性差による戦績の差について
考察対象のホットチャチャ産駒6頭の内訳は、牝馬が4頭、牡馬が2頭です。出世頭のエタリオウが牡馬ですし、牡馬産駒2頭はともにPOG期間内に勝ち上がっています。一方、牝馬産駒は4頭の内、POG期間内勝ち上がったのは1頭。ホットチャチャ産駒は牡馬の方が戦績は良いので、POGで指名するならば牡馬の方が良さそうです。
父系の違いによる戦績の差(配合相性)について
出世頭のエタリオウがステイゴールド産駒ですので、ホットチャチャとステイゴールドは配合相性が良いのかもしれません。ただし、エタリオウの全姉ブブールチャチャは1勝もできないまま繁殖入りしていますので、良いというよりは悪くはないと言った方が適切なのかもしれません。また、ステイゴールドの他に、ハーツクライ、ディープインパクト、ダイワメジャー、ジャスタウェイのサンデーサイレンス系の種牡馬が配されましたが、いずれも大物誕生とはなっていません。サンデーサイレンス系以外の種牡馬との配合には注目したいと思います。
繫殖牝馬ホットチャチャ レーダーチャート
繁殖牝馬ホットチャチャまとめ
- 父馬も母馬も一流のサラブレッドではありませんでした。
- POG的には、ホットチャチャ産駒は牡馬の方が戦績は良いようです。
- サンデー系の種牡馬以外との配合に注目
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