結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬モーガンは母馬モーニングフェイスが出産した4頭目の仔。母馬にはこれまでエンパイアメーカー、シンボリクリスエス、ロードカナロアが交配されました。母馬の仔の中での現時点での出世頭はエンパイアメーカー産駒のサザンブリーズで、現在までのところ4勝(いずれもダート1800m)を上げています。上3頭は全てダート戦での勝ち上がりです。母馬はダート適性の競走馬を輩出する傾向にあるようです。
競走馬としての母馬について
母馬モーニングフェイスの生涯戦績は27戦3勝(勝率11.1%)。主な勝鞍は2010年忘れな草賞があります。血統背景を見てみると、同じ牝系からは2019年愛ダービー(GⅠ)勝ち馬のSovereign、2018、19年ドバイワールドカップ(GⅠ)2連覇をはじめGⅠを4勝しているサンダースノー、1994年愛ダービー(GⅠ)、英オークス(GⅠ)勝ち馬のBalanchineがいます。
父馬の産駒の傾向
本馬モーガンの父馬モーリスの競走馬としての戦績は、2015年安田記念・マイルチャンピオンシップ・香港マイル、2016年チャンピオンズマイル・天皇賞秋・香港カップのG1 6勝をはじめ、18戦11勝。短距離から中距離でタイトルを獲得しました。モーリスの父スクリーンヒーローはグラスワンダー産駒。母メジロフランシスはカーネギー産駒ですが、メジロフランシスの母系はモガミの血脈を残すメジロの血統。スクリーンヒーローにもメジロフランシスにも日本独自の血脈が流れており、日本の馬場に適した産駒の登場が期待されています。今年デビューする産駒が初年度産駒ですので、産駒の傾向はまだ明らかとなっていません。
総合評価
本馬モーガンの2WS indexは20となりました。父馬モーリスは2020年デビューの産駒が初年度産駒ですので、産駒の傾向はまだわかりません。一方、母馬モーガンはダート適性のある馬を出す傾向にあり、POG的にはマイナス要素です。2WS indexの値も低く出ていますので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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