POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ マイジェン ~

ディープインパクトとの配合相性が悪い??

マイジェン

マイジェン

マイジェン

競走馬としてのマイジェン

繫殖牝馬マイジェンは2007年米国生まれのサラブレッドです。競走馬としての生涯戦績は9戦4勝。主な勝ち鞍は2010年 ギャラントブルームH 【GⅡ】です。

 

繁殖牝馬マイジェンの血統背景

繫殖牝馬マイジェンの父馬Fusaichi PegasusはMr.Prospector産駒で2000年 米 ケンタッキーダービー 【GⅠ】の勝ち馬です。種牡馬としてはBandini(USA)をはじめ、4頭のGⅠウイナーを輩出しており、日本では2010年 交流重賞 ダイオライト記念 【JpnⅡ】勝ち馬フサイチセブンが父の産駒として活躍しました。

 

一方、マイジェンの母馬Mekko Hokteは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は13戦3勝。重賞での入線実績はなく、主にダートの短距離路線を主戦場としていたようです。繁殖牝馬としては2016年 フィーニクスS 【GⅠ】 を含むGⅠを2勝し、種牡馬として日本で繋養されているCaravaggioを輩出しています。

 

マイジェン産駒のPOG期間内戦績及び傾向

マイジェン産駒一覧

マイジェン産駒一覧

マイジェン産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している8番仔サビドゥリアまでを対象として考察を進めていきます。なお、マイジェン産駒の出世頭は2022年 中日ファルコンステークス 【GⅢ】 勝ち馬で、7番仔のプルパレイです。

 

マイジェン産駒のデビュー時期について

初仔レッドビアンカから3番仔のセルゲイまでは年明けデビュー。そして、8番仔サビドゥリアが未デビューのまま競走馬登録抹消(死亡のため)。考察対象8頭のうち3頭が年明けデビューで、1頭が未デビューのまま死亡してしまっています。やや遅めデビューの傾向にあるマイジェン産駒ですが、出世頭のプルパレイが2歳6月デビューでしたので、走るマイジェン産駒を見分ける要素の1つは早期デビューと言えるかもしれません。

 

マイジェン産駒の競走馬デビュー時の馬体重について

最重量でデビューしたのは6番仔ライラテソーロで、デビュー戦時の馬体重は516kgでした。一方、最軽量でデビューしたのは初仔レッドビアンカで、デビュー戦時の馬体重は452kgでした。マイジェン産駒の最軽量のデビュー戦馬体重が452kgなので、マイジェン産駒は総じて馬格には恵まれる傾向にあると言えます。なお、出世頭のプルパレイのデビュー戦時の馬体重が488kgでしたので、490kg程度のデビュー戦馬体重が見込めるようであれば、より安心してドラフト候補として考えられそうです。

 

マイジェン産駒の性差による戦績の差について

考察対象のマイジェン産駒8頭の内、牝馬はレッドビアンカ1頭のみです。レッドビアンカは1勝も上げることなく引退していますし、出世頭のプルパレイは牡馬ですので、マイジェン産駒を選ぶなら牡馬の方が良いのでしょう。ただし、牡馬産駒6頭の内、2頭は後にセン馬となっていることから、気性難という点には注意が必要なのかもしれません。

 

マイジェン産駒の父系の違いによる戦績の差(配合相性)について

マイジェン産駒の出世頭プルパレイはイスラボニータ産駒ですので、母馬マイジェンとイスラボニータの配合相性は良いのでしょう。注目すべきは考察対象のマイジェンの仔8頭の内、ディープインパクトとの配合で生まれた3頭(レッドビアンカ、サーワシントン、セルゲイ)とディープインパクトを父に持つ種牡馬ミッキーアイルの産駒のライラテソーロとサトノアラジン産駒サビドゥリアは中央での勝利が1つもありません。マイジェンとディープインパクトの血は配合相性が良くないのかもしれません。

 

繁殖牝馬マイジェン レーダーチャート

マイジェン レーダーチャート

マイジェン レーダーチャート

POGでマイジェン産駒をドラフト指名する時のポイント

  • 早期デビューが見込まれる。
  • 牡馬産駒である。
  • 父方にディープインパクトの血が入ってない。