年内デビューできるならば有望??
キングスローズ
競走馬としてのキングスローズ
繁殖牝馬キングスローズは2007年 ニュージーランドで生産されたサラブレッドで、生涯戦績は23戦8勝。主な勝ち鞍は2010年 NZ1000ギニー 【GⅠ】をはじめ、重賞を計6勝しており、ニュージーランド3歳牝馬チャンピオンにも輝いた一流の競走馬でした。
繁殖牝馬キングスローズの血統背景
繁殖牝馬キングスローズの父馬Redoute's ChoiceはNorthern Dancer系の種牡馬でデインヒルの直仔になります。Redoute's Choiceは重賞ウイナーを多数輩出しており、豪リーディングサイアーに3度輝いている名種牡馬です。日本ではキングスローズの父馬として、また、2015年 阪神チャレンジカップ 【GⅢ】勝ち馬フルーキーの父馬として知られています。
一方、繁殖牝馬キングスローズの母馬Nureyev's Girlは父馬Nureyev(Northern Dancer系種牡馬)、母父Manila(Northern Dancer系種牡馬)の配合のサラブレッドで、母方にもNorthern Dancerが入っており、Northern Dancerのクロスが幾重にも入り込んでいる血統構成となっています。生涯戦績は18戦3勝で、重賞での実績はありません。繁殖牝馬としては、キングスローズの他に、2017年 豪 MVRCアリスタークラークS 【GⅡ】勝ち馬のHardhamを輩出している優秀な繁殖牝馬です。
キングスローズ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
キングスローズ産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔キャッスルクラスまでを対象として考察を進めていきます。キングスローズ産駒の出世頭は2018年 エプソムカップ 【GⅢ】、2020年 関屋記念 【GⅢ】勝ち馬のサトノアーサーです。
キングスローズ産駒のデビュー時期について
考察対象のキングスローズ産駒5頭の内、2歳時にデビューできているのは、出世頭のサトノアーサー1頭だけです。キングスローズ産駒は総じて体質が弱いせいか2歳時にデビューできていませんが、2歳時にデビューできたサトノアーサーは重賞ウイナーに。今回は考察対象外としましたが、6番仔アトロルーベンスは2歳6月のデビュー戦でいきなり勝ち上がりました。繁殖牝馬キングスローズの産駒は高い素質を有しているようですが、デビューが遅い傾向にあります。POGでキングスローズ産駒を指名するならば、早期デビュー、年内デビューが見込めることが指名の条件と言えるでしょう。
キングスローズ産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
キングスローズ産駒の出世頭サトノアーサーのデビュー戦時の馬体重が464kgでしたので、460kg程度の馬格が見込まれるようであれば、ドラフト候補として考えて良いものと思われます。
キングスローズ産駒の性差による戦績の差について
考察対象のキングスローズ産駒5頭は全て牡馬ですので、性差による戦績差については不明です。考察対象外とした6番仔アトロルーベンスは牝駒ですが、見事デビュー戦を飾っています。今後のアトロルーベンスの戦績を見ないことには断定的なことは言えませんが、キングスローズ産駒には性差による戦績差は生じないのではないかと見込んでいます。牝馬でもドラフト指名して大丈夫と考えます。
父系の違いによる戦績の差(配合相性)について
出世頭のサトノアーサーの父馬がディープインパクトですので、ディープインパクトとの配合相性は悪くないと思われます。サトノアーサーの全弟ダノンレガーロはPOG期間内にはデビューできませんでしたが、現時点(2023年6月)で3勝の実績を上げています。しかし、既にキングスローズと配合相性が良いと思われるディープインパクトはこの世を去っています。サトノアーサーの半弟で、ロードカナロア産駒のスワーヴシャルルが現時点で4勝を上げており、リアルスティール産駒のアトロルーベンスがデビュー戦を勝っていることから、キングスローズは父馬を選ばず、高い素質の産駒を輩出できると考えられます。
繁殖牝馬キングスローズ レーダーチャート
POGでキングスローズ産駒を選ぶ時のポイント
- 早期デビューが見込めない場合は潔くドラフト指名を見送ること。
- 牡馬産駒、牝馬産駒のどちらであっても活躍は期待できるでしょう。
- 父馬を選ばず、活躍馬輩出を期待できます。
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