種牡馬ルーラーシップとだけ配合相性が良い。
ブリッツフィナーレ
競走馬としてのブリッツフィナーレ
繁殖牝馬ブリッツフィナーレは2008年 下河辺牧場産のサラブレッドです。競走馬としてはデビューしていませんので、競走馬としての実力は不明です。
繁殖牝馬ブリッツフィナーレの血統背景
繁殖牝馬ブリッツフィナーレの父馬ディープインパクトは、サンデーサイレンスの最高傑作として評される競走馬【 14戦12勝 / G1 7勝 】。自身は種牡馬入り後も数々のG1ウィナーを輩出。2012年から11年連続でリーディングサイアーの称号を獲得しました。ディープインパクトの母馬ウィンドインハーヘアは独G1馬、母の父アルザオはリファール産駒と、母系には欧州型のスタミナ血脈が凝縮されています。
一方、繁殖牝馬ブリッツフィナーレの母馬ロンドンブリッジも下河辺牧場産のサラブレッドです。ただし、ロンドンブリッジは競走馬として優秀な実績を残しています。生涯戦績は6戦3勝。主な勝ち鞍は、1997年ファンタジーステークス 【GⅢ】。そして、1998年 桜花賞 【GⅠ】では2着の実績を残しました。更に、ロンドンブリッジは繁殖牝馬としても優秀な実績を残しています。初仔から2004年 オークス 【GⅠ】勝ち馬ダイワエルシエーロを輩出したのを始まりに、2005年 アーリントンカップ 【GⅢ】、2006年 京都金杯 【GⅢ】の重賞を計2勝しているビッグプラネット、2018年 トヨタ賞中京記念 【GⅢ】勝ち馬のグレーターロンドンの計3頭の重賞ウイナーを輩出しています。
ブリッツフィナーレ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
ブリッツフィナーレ産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している6番仔ブリッツフィナーレ2019までを対象として考察を進めていきます。なお、ブリッツフィナーレ産駒の出世頭は2017年 菊花賞 【GⅠ】勝ち馬のキセキです。
ブリッツフィナーレ産駒のデビュー時期について
考察対象のブリッツフィナーレ産駒6頭の内、2歳でデビューできたのは初仔ジュビリーラインから3番仔キセキまでの3頭です。3番仔キセキは、後の菊花賞馬となるわけですが、POG期間内の戦績は4戦1勝と特筆すべきものではありませんでした。一方、2歳の内にデビューできなかった3頭については、1頭が3歳2月のデビュー、2頭が未デビューとなっています。デビュー時期、デビュー可能性について、十分な吟味が必要な血統と言えます。
ブリッツフィナーレ産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
ブリッツフィナーレ産駒で最も重い体重でデビューしたのは、出世頭のキセキ、キセキの全妹のビッグリボンの2頭で、デビュー戦時の馬体重はともに494kgでした。ブリッツフィナーレ産駒を指名するならば500kg近い馬格があった方が良いのかもしれません。最軽量でデビューしたのは初仔のジュビリーラインで、デビュー戦時の馬体重は412kg。ジュビリーラインのPOG期間の戦績は4戦0勝。着順は、9着、13着、6着、3着と揮いませんでしたので、小さな馬格で生まれたブリッツフィナーレ産駒の指名は避けた方が良いでしょう。
ブリッツフィナーレ産駒の性差による戦績の差について
出世頭のキセキは牡馬ですが、牝馬ではキセキの全妹ビッグリボンが2023年 マーメイドステークス 【GⅢ】で勝利し、重賞ウイナーの仲間入りをしました。繁殖牝馬ブリッツフィナーレは、牡馬でも牝馬でも重賞ウイナーを輩出した優秀な繁殖牝馬です。ブリッツフィナーレ産駒の性差による戦績の差はないと考えて良いでしょう。
父系の違いによる戦績の差(配合相性)について
出世頭のキセキ、キセキの全妹のビッグリボンがともに重賞ウイナーに輝いていますので、ルーラーシップとの配合相性は良いと考えて良いでしょう。ルーラーシップ以外の種牡馬(スウェプトオーヴァーボード、クロフネ、エイシンフラッシュ)との配合の産駒が3頭いますが、その戦績は3頭合せて1勝しかできていませんので、ルーラーシップ以外の種牡馬との配合では良績は期待しにくいでしょう。
繁殖牝馬 ブリッツフィナーレ レーダーチャート
POGでブリッツフィナーレ産駒を選ぶ時のポイント
- ブリッツフィナーレ産駒は成長スピードが遅いようで、POG向きではありません。
- POG本には 『移動が早い』 とか 『仕上がりは早い』、『夏頃の移動』 等の文字が掲載されがち。信用しすぎないこと。
- ブリッツフィナーレ産駒を選ぶなら、ルーラーシップとの配合の時だけにすること。
2WS POGドラフトリストの発売は
毎年4月1日!
STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)
コンビニ プリント
(牡馬編、牝馬編 各¥700)
|
|
|