結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬フィッツカラルドは母馬ジュディソングが出産した4頭目の仔。母馬ジュディソングにはこれまでエンパイアメーカー、ダンカーク、マジェスティックウォリアーが交配されました。母馬の仔の中での出世頭と呼べるほど活躍した競走馬はいません。上記3頭の種牡馬の産駒はいずれもダート向きの産駒を輩出する傾向にあります。母馬ジュディソングの仔達の戦績からフィッツカラルドの活躍の可能性を見出すことはあまり参考にならないでしょう。
競走馬としての母馬について
母馬ジュディソングの競走馬としての生涯戦績は21戦1勝(勝率4.8%)。ジュディソングは競走馬としては全く活躍できませんでした。ジュディソングの血統背景を見てみると祖母のEasy Optionからは2002年サンジョルジュ賞(GⅢ)勝ち馬のMaybe Foreverと2005年フォレ賞(GⅠ)、2006年サセックスステークス(GⅠ)勝ち馬のCourt Masterpieceが輩出されています。血統背景としては良質なものを持っています。
父馬の産駒の傾向
父馬スウェプトオーヴァーボードの産駒は基本的には芝でもダートでもこなす傾向にありますが、距離適性に関しては、馬場によりその限界が異なるようです。芝レースでは1600mまで、ダート戦では2000mまでが主戦場となっています。POG的な視点で見ると、POG向きの種牡馬とは言えません。
総合評価
本馬フィッツカラルドの2WS indexは37となりました。父馬スウェプトオーヴァーボードの産駒は芝コースにおける距離適性が1600m前後であることから、牡馬クラシック向きではありませんが、POG期間内にマイル戦は数多くありますので、ポイントを稼ぐという点からはドラフト指名しても問題はないでしょう。一方、母馬ジュディソングからはクラシック戦線での活躍を予感させるような仔は、未だ生まれていません。フィッツカラルドをドラフト指名馬に選ぶためのプラス材料は見当たらず、2WS indexも低い値を示しているので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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