結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬インフィニタスは母馬アンチュラスが出産した3頭目の仔。母馬にはこれまでキングカメハメハとルーラーシップが交配されました。現時点ではルーラーシップ産駒のアンティシペイトが3勝を上げています。アンティシペイトのデビューは2歳の8月。初勝利までには4戦を要しましたが、初勝利の後は初勝利を含めて3連勝しており、競走馬としての素質の片鱗を見せています。母馬アンチュラスも素質の高い繁殖牝馬の可能性があります。
競走馬としての母馬について
母馬アンチュラスの競走馬としての生涯戦績は22戦2勝(勝率9.1%)。2勝しかしていませんが2011年ファンタジーステークス(GⅢ)2着の実績があります。母馬アンチュラスの血統背景を見てみると、母馬アンチュラスの半姉に2006年CCAオークス(GⅠ)勝ち馬のWonder Lady Anne Lがいます。しかし、活躍馬はWonder Lady Anne Lぐらいしか見当たりません。
父馬の産駒の傾向
本馬インフィニタスの父馬モーリスの競走馬としての戦績は、2015年安田記念・マイルチャンピオンシップ・香港マイル、2016年チャンピオンズマイル・天皇賞秋・香港カップのG1 6勝をはじめ、18戦11勝。短距離から中距離でタイトルを獲得しました。モーリスの父スクリーンヒーローはグラスワンダー産駒。母メジロフランシスはカーネギー産駒ですが、メジロフランシスの母系はモガミの血脈を残すメジロの血統。スクリーンヒーローにもメジロフランシスにも日本独自の血脈が流れており、日本の馬場に適した産駒の登場が期待されています。今年デビューする産駒が初年度産駒ですので、産駒の傾向はまだ明らかとなっていません。
総合評価
本馬インフィニタスの2WS indexは95となりました。父馬モーリスの種牡馬としての傾向はまだ不明です。一方、母馬アンチュラスからはルーラーシップ産駒のアンティシペイトが輩出されています。アンティシペイトは3連勝の実績を残しており、繁殖牝馬としてのアンチュラスの素質は高い可能性があります。インフィニタスには大きな期待がかかるところですが、アンティシペイトはやや遅咲きの傾向を示していたことに加え、母馬の競争実績、血統背景の面からはPOG的な活躍を見込める要素はありません。したがって、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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