POGでは避けましょう。
ヴェラブランカ
競走馬としてのヴェラブランカ
繁殖牝馬ヴェラブランカは2007年ノーザンファームの生産馬で、生涯戦績は7戦2勝。2勝しかしていませんので、競走馬としての能力は高くなかったようです。しかし、半姉トールポピー、半妹アヴェンチュラはともにGⅠウイナーに輝いており、優秀な血統のサラブレッドと言えるでしょう。
繁殖牝馬ヴェラブランカの血統背景
繁殖牝馬ヴェラブランカの父馬クロフネは、生涯戦績10戦6勝。主な勝ち鞍には2001年NHKマイルカップ(GⅠ)、同年ジャパンカップダート(GⅠ)があります。種牡馬としては短距離馬やマイル路線、ジャンプレースでの活躍馬も輩出していますが、ダートを得意とする産駒の輩出が顕著です。
一方、ヴェラブランカの母馬アドマイヤサンデーは生涯戦績8戦3勝、2着3回の優秀な競走馬でした。重賞での最高戦績は1998年 サンスポ杯阪神牝馬特別 【GⅡ】で2着がありますが、重賞タイトルには手が届きませんでした。しかし、繁殖牝馬としては大変優秀な実績を残しています。前述したように、2007年 阪神ジュベナイルフィリーズ 【GⅠ】ならびに2008年 オークス 【GⅠ】勝ち馬のトールポピー、2011年 秋華賞 【GⅠ】勝ち馬アヴェンチュラをはじめ、重賞3勝のフサイチホウオー、2005年 チューリップ賞 【GⅢ】2着入線のアドマイヤメガミなどオープン馬を4頭も輩出している優秀な繁殖牝馬です。
ヴェラブランカ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
ヴェラブランカ産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している7番仔ワールドクルーズまでを対象として考察を進めていきます。なお、ヴェラブランカ産駒の出世頭は6番仔で、2022年 ジャパンカップ 【GⅠ】勝ち馬のヴェラアズールです。
ヴェラブランカ産駒のデビュー時期について
考察対象のヴェラブランカ産駒7頭の内、2歳でデビューしたのは初仔ムーンセイル、2番仔クレスクント、4番仔クルスブランカ、7番仔ワールドクルーズです。しかし、ムーンセイルとクルスブランカは2歳12月でのデビューでしたし、出世頭のヴェラアズールは3歳の3月とかなり遅い時期でのデビューでした。ヴェラブランカ産駒のデビューが遅くなりがちな傾向にあると言って良いでしょう。
ヴェラブランカ産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
最軽量でデビューしたのは7番仔ワールドクルーズで、デビュー戦時の馬体重は440kgでした。一方、最重量でデビューしたのは3番仔シルバーコンパスで、デビュー戦時の馬体重は542kgでした。最軽量でデビューしたワールドクルーズのデビュー戦時の馬体重が440kgでしたので、ヴェラブランカ産駒は小柄な馬体に悩まされるという傾向にはないようです。ただし、ヴェラブランカ産駒はその恵まれた馬格ゆえ、これまで脚元トラブルに悩まされる傾向にありました。鍛えるに鍛えられないという点もPOG期間内に良績が得られていない要因だと考えます。
ヴェラブランカ産駒の性差による戦績の差について
考察対象のヴェラブランカ産駒7頭の性別の内訳は、牡馬が2頭、牝馬が5頭です。牡馬の数は少ないながらも出世頭のヴェラアズールが牡馬産駒ですので、ヴェラブランカ産駒を選ぶとするならば、牡馬の方が良いでしょう。
父系の違いによる戦績の差(配合相性)について
出世頭のヴェラアズールの父馬がエイシンフラッシュですので、エイシンフラッシュとヴェラブランカは配合相性が良いものと思われます。ヴェラアズール以外に特筆すべき活躍馬が出てきておりませんので、今のところ、ヴェラブランカ産駒をPOGで指名するならば、エイシンフラッシュとの配合の時が良いと思われます。
繁殖牝馬 ヴェラブランカ レーダーチャート
POGでヴェラブランカ産駒を選ぶ時のポイント
- ヴェラブランカ産駒はデビューが遅くなりがちなので、デビュー時期の見極めが必要。
- 馬格が大きく出がちなので、脚元トラブルに注意が必要。
- 選ぶならば父馬エイシンフラッシュの牡馬産駒。
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