結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ラグナキリアは母馬ララアが出産した8頭目の仔。母馬にはこれまでゼンノロブロイ、ディープインパクト、オルフェーヴル、キズナが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はオルフェーヴル産駒のサラスです。サラスの現時点での戦績は16戦4勝。主な勝鞍には2019年マーメイドステークス(GⅢ)があります。母馬の仔の中で同じオルフェーヴル産駒にはセラピアがいます。セラピアも現時点で4勝していますが、重賞勝ちはありません。母馬ララアはオルフェーヴルとの配合相性が良さそうではありますが、セラピア以降にオルフェーヴルとの交配はありません。
競走馬としての母馬について
母馬ララアの競走馬としての生涯戦績は8戦4勝(勝率50.0%)。主な勝鞍には2008年ハリウッドスターレットステークス(GⅠ)があります。高い勝率に、GⅠタイトルと母馬ララアは競走馬としては一流であったと言えます。血統背景を見てみると、半弟に重賞4勝のSummer Front、ララア自身の母馬の半兄に2001年ハリウッドフューチュリティ(GⅠ)勝ち馬のSiphonic他、近親にはやはり重賞4勝のDixie Dot Comがいる活気ある牝系出身ですので、競走馬としての活躍にも納得のいくところです。
父馬の産駒の傾向
本馬ラグナキリアの父馬ロードカナロアの産駒は仕上がりが早く、2歳戦から強さを発揮しています。また、大物輩出という点においても、アーモンドアイ、サートゥルナーリアといった”超“がつくほどの一流馬を輩出しており、POG期間のみならず、古馬になってからも活躍する産駒が輩出されています。アーモンドアイもサートゥルナーリアもPOG期間内から活躍していることから、ロードカナロアはPOG向きの種牡馬だと言えます。
総合評価
本馬ラグナキリアの2WS indexは30となりました。父馬ロードカナロアはPOG向きの種牡馬です。一方、母馬ララアはロードカナロアとの配合は初めてであり、配合相性は不明です。初めて交配したキングカメハメハ系種牡馬との配合相性は気になるところです。しかし、2WS indexが示した値は低かったので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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