大物輩出はまもなく??
エピセアローム
競走馬としてのエピセアローム
繁殖牝馬エピセアロームは2009年ノーザンファームの生産馬で、生涯戦績は22戦4勝。主な勝ち鞍は2012年 セントウルステークス 【GⅡ】、2011年 小倉2歳ステークス 【GⅢ】です。生涯4勝ながらも、スプリント路線での重賞タイトルを2つも勝ち取った優秀な競走馬でした。
繁殖牝馬 エピセアロームの血統背景
繁殖牝馬エピセアロームの父馬ダイワメジャーはサンデーサイレンス産駒。競走馬としての戦績は28戦9勝。主なタイトルは2004年 皐月賞 【GⅠ】 1着、2006年 天皇賞(秋) 【GⅠ】 1着、2006年・2007年 マイルチャンピオンシップ 【GⅠ】連覇、2007年 安田記念 【GⅠ】 1着があります。1600m ~ 2000mの重賞で8勝している名マイラーであり、本馬の産駒にもマイル前後で活躍する馬が多いようです。本馬の母スカーレットブーケは、祖母スカーレットインクを祖とする1大牝系の流れを汲む活気ある牝系の代表的繁殖牝馬の1頭です。一方、スカーレットブーケの父ノーザンテーストは1977年生から20世代連続で重賞勝ち馬を輩出し、リーディングサイアーに輝くこと10回、ブルードメアサイアー・ランキングでも17年連続首位を守った日本の競馬シーンを一変させた大種牡馬です。日本固有の血脈に期待する方々にとっては大事な種牡馬の一頭と言えます。
一方、エピセアロームの母馬ラタフィアは米国産のサラブレッドですが、日本で競走馬時代を過ごしました。生涯戦績は26戦5勝。重賞タイトルには手が届きませんでしたが、生涯5勝を上げた優秀な競走馬でした。血統を遡ってみると、エピセアロームの3代母にローラローラの名前があります。繁殖牝馬ローラローラはフランス産のサラブレッドですが、日本では1996年 JRA賞年度代表馬に輝いたGⅠ2勝のサクラローレルの母馬として名前が知られています。
エピセアローム産駒のPOG期間内戦績及び傾向
エピセアローム産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している3番仔バルサムノートまでを対象として考察を進めていきます。なお、考察対象のエピセアローム産駒3頭の内、2番仔は競走馬デビューに至りませんでした。
エピセアローム産駒のデビュー時期について
2番仔は競走馬デビューには至りませんでしたが、競走馬デビューした考察対象のエピセアローム産駒2頭は、ともに2歳の早いうち(6月、8月)にデビューしています。ちなみに、生まれ月も早めの方なので、順調に育成されれば
エピセアローム産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
初仔シトラスノートのデビュー戦時の馬体重が444kg、3番仔バルサムノートのデビュー戦時の馬体重が488kg。シトラスノートは1勝するまでに5戦を要し、2勝目をあげるのに8戦を要しました。一方、バルサムノートはデビュー戦を勝利で飾り、5戦目で2勝目を上げました。バルサムノートの方が早い段階で2勝目を上げており、将来性を感じさせる戦績を残していることから、馬格は大きな方が良いかもしれません。
エピセアローム産駒の性差による戦績の差について
牝馬産駒シトラスノートの生涯戦績は23戦3勝、牡馬産駒バルサムノートの戦績は現時点で5戦2勝。勝利数だけ取り上げれば、性差による戦績差には大きな差は無く、性差による戦績差は無いと言って良いかと思いますが、バルサムノートは少ない戦績で2勝目を上げており、将来性を感じますので、エピセアローム産駒を選ぶならば牡馬の方が良いのかもしれません。
父系の違いによる戦績の差(配合相性)について
初仔シトラスノートはロードカナロア産駒、バルサムノートはモーリス産駒。リーディングサイアーランキングではロードカナロアの方が格上ですが、上述したように将来性を感じさせるのはモーリス産駒のバルサムノートです。現時点では母馬エピセアロームはモーリスとの配合相性が良いのかもしれませんが、サンプル数が少ないので、今後のエピセアローム産駒の活躍ぶりを見守っていきたいと思います。
繁殖牝馬 エピセアローム レーダーチャート
POGでエピセアローム産駒を選ぶ時のポイント
- 産駒数が少ないがゆえに、今後の産駒への期待が膨らむ。
- サンプル数が少ないが、牡馬産駒の方が期待できるかもしれません。
- 馬格は大きい方が良さそうです。
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