カラレーション:2WS index 107
本馬カラレーションは母馬カラフルブラッサムが出産した2頭目の仔。初仔はルーラーシップとの交配によって生まれたリレーションシップです。リレーションシップのデビュー戦はダート戦でしたが、初勝利は芝のレースでした。また、初勝利までには4戦を要しました。ゲート試験合格後、脚部不安を生じてしまったことからデビュー戦にダートが選ばれたものと推察します。また、脚部不安があったため調教も思うようにこなせなかったことも考えられ、このことが勝ち上がるのに4戦を要してしまったことに影響していたのかもしれません。
母馬カラフルブラッサムの競走馬としての生涯戦績は23戦3勝。競走馬としては大きな仕事ができるに至らず、繁殖牝馬としての今後に活躍の期待します。
本馬カラレーションの2WS indexは107となりました。母馬の競走馬、繁殖牝馬としての実績は共に乏しく、母馬から大物が生まれてくるイメージは湧いてきませんが、リレーションシップは初仔であるため、初仔特有の弱さを抱えていた可能性があります。また、母馬自身がまだ若いことから、初仔のリスクが低減されたカラレーションが思いもよらない活躍を見せる可能性は残されていると思います。しかし、前述のように大物が誕生するイメージが湧かないため、本馬の2WS POGドラフトリストへの掲載は見送ることにしました。
2WS indexを元に作成した2020-2021 2WS POGドラフトリストが e-SHINBUNの購入ページや全国のコンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機内のコンテンツプリントサービス「e プリントサービス」から購入できるようになりました。是非、御購入下さい。
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父馬キングカメハメハについて
自身の競走馬としての戦績は、2004年NHKマイルC、2004年ダービーの変則G1 2冠をはじめとして8戦7勝。マイルから2400mまで幅広い距離適性を発揮しました。父はミスタープロスペクター系~キングマンボ系の流れを汲み、牝系は名牝ミエスクへと繋がっています。一方、母父はノーザンダンサー ⇒ トライマイベストの流れを汲むラストタイクーンで欧州血統を引き継いでいます。種牡馬としては、サンデーサイレンス系牝馬との配合で大成功を収めているだけでなく、母系によって多彩な適性を示す産駒が登場しています。代表的な産駒としては、ロードカナロア、アパパネ、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、レイデオロがいます。
2WS indexについて
名称は、2勝以上の英語訳 ” 2 wins or more “ に由来します。
POG期間内(6月に始まる2歳新馬戦~翌年ダービーまで)にJRA主催で行われる芝1400 ~ 2400mのレースで通算2勝以上を上げる可能性の高い競走馬をPOGドラフトが行われる前に予測することを目的として開発している指数です。
POG期間内に2勝以上を上げることのできる馬、または2勝以上できない馬を完璧に予測できるものではありません。
数値化の計算プロセスは非公開です。
背景
POG期間内に2勝以上をあげる競走馬をPOGドラフトで指名できれば、勝利とはいかないまでも負けないPOG lifeをenjoyすることができると考えたことに始まりました。
2勝以上上げることのできる競走馬を複数指名することができれば、その中から重賞やG1を獲得できる競走馬を指名できる可能性が更に高まると考えました。
2WS indexの現時点での限界
競走馬の育成現場からの情報に勝る情報にはなり得ません。
新種牡馬、母馬の初仔、初仔でなくても兄妹の競争実績がない場合は2WS indexを算出できません。2番仔で、初仔が日本の馬場での実績のない種牡馬だった場合も算出できません。
2WS indexは、生き物を対象として指数化したものなので、指数と競争成績は関連しない場合があります。2WS indexの値が高くても2勝以上できない馬や2WS indexの値が低くても2勝以上できる馬は存在します。
2WS indexの使い方
競走馬育成に関する現場情報を基に決めるドラフト指名にあたって、現場情報を補完する指数として使用します。
ドラフト上位に選ばれるような競走馬に関する情報は、POG本や所属クラブ情報、インターネット上の掲示板などから多くの情報が得られますが、ドラフト下位で指名するような馬は、得てして情報が少ないことが多い。そんな少ない現場情報を補完する目的で2WS indexを使用します。過度に2WS indexを信用してはいけません。