結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬トモジャリアは母馬ハマナスが出産した2頭目の仔。初仔はクロフネ産駒のリッターシュラークです。リッターシュラークは現時点で2勝しています。クロフネ産駒であることから察しがつくとは思いますが、リッターシュラークの2勝はいずれもダートです。クロフネ産駒のダート適性の高さから、母馬ハマナスの仔の芝適性については判断の材料がありません。
競走馬としての母馬について
母馬ハマナスの競走馬としての生涯戦績は2戦0勝。競走馬としては全く活躍できませんでした。ハマナスの血統背景を見てみると、祖母のミヤビサクラコからは2003年京都ハイジャンプ(JG2)をはじめジャンプ重賞を4勝しているウインマーベラスが、ハマナスの半兄にはジャンプ重賞で活躍したタナトスがいます。重賞で入着している馬も複数いるようですので、血統背景としては悪くはないようです。
父馬の産駒の傾向
本馬トモジャリアの父馬シニスターミニスターの産駒はダート適性の高い競走馬が多いようです。また、距離適性に関しては、芝コースでは短距離で、ダートでは距離不問で勝ち星を上げています。また、3歳の後半の勝率が高くなっていることから、早熟という訳ではなさそうです。これらのことを総合的に考えると、シニスターミニスターはPOG的には全くプラス要素がない種牡馬と言えるでしょう。
総合評価
本馬トモジャリアの2WS indexは18となりました。父馬シニスターミニスターはPOG向きの種牡馬ではありません。一方、母馬ハマナスの繁殖牝馬としての素質のほどは、まだわかりません。ハマナスの牝系からは重賞での活躍馬やジャンプでの活躍馬が輩出されています。しかしながら、不明な点やマイナス要素ばかりでプラス要素が少ないため、2WS indexの値が低く示すように、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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