POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ アパパネ ~

ブラックタイドとの配合相性は?

アパパネ

アパパネ

アパパネ

競走馬としてのアパパネ

繁殖牝馬アパパネはノーザンファームの生産馬で、生涯戦績は19戦7勝。牝馬クラシック3冠制覇し、GⅠを計5勝した、一流の競走馬でした。

 

繁殖牝馬アパパネの血統背景

繁殖牝馬アパパネの父馬キングカメハメハの競走馬としての戦績は、2004年NHKマイルC、2004年ダービーの変則G1 2冠をはじめとして8戦7勝。マイルから2400mまで幅広い距離適性を発揮しました。父はミスタープロスペクター系~キングマンボ系の流れを汲み、牝系は名牝ミエスクへと繋がっています。一方、母父はノーザンダンサー ⇒ トライマイベストの流れを汲むラストタイクーンで欧州血統を引き継いでいます。種牡馬としては、サンデーサイレンス系牝馬との配合で大成功を収めているだけでなく、母系によって多彩な適性を示す産駒が登場しています。代表的な産駒としては、アパパネの他に、ロードカナロア、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、レイデオロ等がいます。

 

一方、母馬のソルティビッドは米国産で、日本に輸入され、日本で競走馬生活を過ごしたサラブレッドです。生涯戦績は12戦3勝。主な勝ち鞍には2003年 菜の花賞(OP)があり、重賞では2002年フェアリーステークス 【GⅢ】2着の戦績を残しています。繁殖牝馬としては、7頭の仔を輩出し、最も良績を残したのがアパパネになります。重賞ウイナーはアパパネ1頭のみですが、アパパネは牝馬クラシック3冠を制覇した名牝ですので、繁殖牝馬としては、一流の実績を残したと言って良いでしょう。

 

アパパネ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

アパパネ産駒一覧

アパパネ産駒一覧

アパパネ産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔アスパルディーコまでを対象として考察を進めていきます。アパパネ産駒の出世頭は、2021年 秋華賞 【GⅠ】勝ち馬となりましたアカイトリノムスメです。

 

アパパネ産駒のデビュー時期について

考察対象のアパパネ産駒5頭の内、2歳時にデビューできなかったのは初仔モクレレ1頭だけです。残りの4頭は全て2歳の比較的早い時期にデビューできていますので、アパパネ産駒は体質が丈夫で、成長も早い傾向にあると言って良いでしょう。POG的にはプラスの要素です。ちなみに、考察対象のアパパネ産駒5頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのはジナンボーとモクレレの2頭です。

 

アパパネ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のアパパネ産駒5頭の内、最軽量でデビューしたのは、出世頭のアカイトリノムスメで、デビュー戦時の馬体重は440kgでした。一方、最重量でデビューしたのは、初仔モクレレで、デビュー戦時の馬体重は490kgでした。ちなみにアパパネ自身のデビュー戦時の馬体重は452kgでした。アパパネ自身も大きな馬格の競走馬ではありませんでしたし、出世頭のアカイトリノムスメは、母馬アパパネよりも更に小さな馬格でデビューして、実績を残していることから、アパパネ産駒はやや小さめの馬格でも良績を期待できると考えて良さそうです。

 

アパパネ産駒の

性差による戦績の差について

出世頭のアカイトリノムスメが牝馬ですので、アパパネ産駒は牝馬の方が良績を期待できると言って良さそうです。アカイトリノムスメの全兄であるモクレレ、ジナンボー、ラインベックは、そこそこの戦績を残してはいるものの、重賞タイトルには手が届かない、もどかしい戦績でしたが、初のアパパネ牝馬産駒(しかも血統構成は同じ)がGⅠタイトルを獲得しましたので、牝馬産駒の方が良績を期待できそうです。

 

父系の違いによる

戦績の差(配合相性)について

出世頭のアカイトリノムスメがディープインパクト産駒ですので、アパパネとディープインパクトの配合相性は悪くはないのでしょう。アカイトリノムスメ以外のディープインパクト産駒も重賞タイトルには手が届いていないものの、ジナンボー、ラインベックが重賞戦線で実績を残しています。ディープインパクト亡き後、ディープインパクト全兄ブラックタイドが3年連続種付けされましたが、現在までのところ、アパパネ×ブラックタイドの配合で、良績を残した産駒は出てきていません。牝馬産駒の方が良績を期待できそうなアパパネ産駒ですが、ブラックタイド×アパパネのアスパルディーコのPOG期間内の戦績は5戦1勝でした。21年産、22年産と続くブラックタイド×アパパネは共に牡馬ですので、アスパルディーコ以上の戦績を望むのは難しいのかもしれません。

 

繁殖牝馬 アパパネ

レーダーチャート

アパパネRC

アパパネRC

POGでアパパネ産駒を

選ぶ時のポイント

  • 牡馬より牝馬産駒の方が良績を期待できそう。
  • 馬格はやや小さめでもOK。“やや”という点がポイントでしょう。
  • ディープインパクトとの配合相性は良かったが、全兄ブラックタイドとの配合相手にはやや疑問が残る。

 

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