次の牡馬産駒が狙い時?
ウェイヴェルアベニュー
競走馬としてのウェイヴェルアベニュー
繁殖牝馬ウェイヴェルアベニューはカナダ産で、父馬Harlington、母馬Lucas Streetの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は20戦7勝。主な勝ち鞍は2015年 BCフィリー&メアスプリント 【GⅠ ダート 1400m】になります。
繁殖牝馬ウェイヴェルアベニューの血統背景
繁殖牝馬ウェイヴェルアベニューの父馬Harlingtonはアメリカ産のサラブレッドで、生涯戦績は10戦6勝。主な勝ち鞍は2006年 ガルフストリームパークH 【GⅡ ダート 9.5F】です。種牡馬としては、ウェイヴェルアベニューを輩出しましたが、重賞ウイナーはウェイヴェルアベニューを含めて3頭のみです。競走馬としても、種牡馬としても、大きな成果は残せませんでした。
一方、母馬Lucas Streetはカナダ産のサラブレッドで、生涯戦績は13戦5勝。5勝していますが、重賞には手が届いていません。繁殖牝馬としては、GⅠウイナーとなったウェイヴェルアベニューを輩出しましたが、ウェイヴェルアベニュー以外に目立った活躍を見せた産駒を輩出することはできませんでした。
ウェイヴェルアベニュー産駒のPOG期間内戦績及び傾向
ウェイヴェルアベニュー産駒の傾向及び特徴を把握すべく、既にPOG期間を終了している3番仔ソバーズレーンまでを対象に考察を進めていきます。なお、ウェイヴェルアベニュー産駒の出世頭は初仔でFrankel産駒のグレナディアガーズです。
ウェイヴェルアベニュー産駒のデビュー時期について
考察対象のキトゥンズクイーン産駒3頭の内、グレナディアガーズとアストロフィライトが2歳でデビューしています。3頭と少ない頭数ですが、グレナディアガーズ産駒は2歳時にデビューできる傾向にあると考えて良さそうです。
ウェイヴェルアベニュー産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のキトゥンズクイーン産駒3頭の内、最軽量でデビューしたのは、2番仔アストロフィライトで、デビュー戦時の馬体重は450kgでした。一方、最重量でデビューしたのは、3番仔ソバーズレーンで、デビュー戦時の馬体重は466kgでした。出世頭のグレナディアガーズのデビュー戦時の馬体重が452kg。3頭のデビュー戦時の馬体重が450~466kgと比較的狭い範囲内に留まっていますので、450kg程度の馬格が見込まれるようであれば、ドラフト指名候補と考えて良さそうです。
ウェイヴェルアベニュー産駒の性差による戦績の差について
考察対象のキトゥンズクイーン産駒3頭の内、出世頭のグレナディアガーズが牡馬ですし、牝馬産駒2頭のPOG期間内の戦績は芳しくありませんので、ウェイヴェルアベニュー産駒を指名するならば、牡馬産駒の方が良いと考えられます。
父系の違いによる戦績の差(配合相性)について
出世頭のグレナディアガーズはFrankel産駒ですので、ウェイヴェルアベニューとFrankelの配合相性は良いと考えられます。これまで、ウェイヴェルアベニューには、ディープインパクト、ロードカナロアと国内のトップサイアーが配されてきましたが、その産駒の戦績はイマイチですので、全く血統の異なる種牡馬との配合で大物が輩出されるのかもしれません。
繁殖牝馬 ウェイヴェルアベニュー レーダーチャート
POGでウェイヴェルアベニュー産駒を選ぶ時のポイント
- 血統的裏付けには乏しいかも。
- 牡馬産駒の方が良績を期待できる。
- 国内トップサイアーのディープインパクト、ロードカナロアとの配合で結果が出ていないので、全く異なる血統の種牡馬との配合がポイントになるかもしれない。
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