結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬オハギは母馬メジロツボネが出産した4頭目の仔。母馬メジロツボネには、これまでディープインパクトとロードカナロアが交配されています。母馬メジロツボネの仔の中での出世頭は、ディープインパクト産駒のグローリーヴェイズです。グローリーヴェイズの現時点での戦績は12戦5勝。主な勝鞍には2019年香港ヴァーズ(GⅠ)、同年日経新春杯(GⅡ)、2020年京都大賞典(GⅡ)があります。グローリーヴェイズは重賞3勝していますが、他の2頭はまだ目立った戦績を残せておらず、母馬メジロツボネの繁殖牝馬としての実力や父馬モーリスとの配合相性など、気になる点がいくつかあります。
競走馬としての母馬について
母馬メジロツボネの競走馬としての生涯戦績は26戦4勝(勝率15.4%)。4勝しかしていませんので、条件クラスを卒業できておらず、重賞には出走経験すらありません。競走馬としては活躍できませんでした。血統背景を見てみると、メジロツボネの祖母には1986年桜花賞、優駿牝馬、エリザベス女王杯とGⅠを3勝したメジロラモーヌがいますが、近年、この牝系から輩出された活躍馬にはグローリーヴェイズがいる程度です。
父馬の産駒の傾向
本馬オハギの父馬モーリスの競走馬としての戦績は、2015年安田記念・マイルチャンピオンシップ・香港マイル、2016年チャンピオンズマイル・天皇賞秋・香港カップのG1 6勝をはじめ、18戦11勝。短距離から中距離でタイトルを獲得しました。モーリスの父スクリーンヒーローはグラスワンダー産駒。母メジロフランシスはカーネギー産駒ですが、メジロフランシスの母系はモガミの血脈を残すメジロの血統。スクリーンヒーローにもメジロフランシスにも日本独自の血脈が流れており、日本の馬場に適した産駒の登場が期待されています。今年デビューする産駒が初年度産駒ですので、産駒の傾向はまだ明らかとなっていません。
総合評価
本馬オハギの2WS indexは64となりました。父馬モーリスはその産駒の傾向はまだ明確になっていません。また、母馬メジロツボネとの配合相性も不明です。一方、母馬メジロツボネは初仔からグローリーヴェイズを輩出し、繁殖牝馬としてのますますの活躍が期待されるところですが、グローリーヴェイズに続く仔はまだ誕生していません。遅生まれであることや母馬初の牝馬であること等、不安要素が残っており、不安要素をカバーするほどの好材料は見当たりませんので、2WS indexの値も低く出ていることから、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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