結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬サトノハンターは母馬サトノユリアが出産した5頭目の仔。母馬サトノユリアにはこれまでハービンジャー、ワークフォース、ノヴェリスト、ロードカナロアが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はハービンジャー産駒のサトノリュウガです。出世頭と言っても生涯戦績は11戦2勝。母馬サトノユリアは繁殖牝馬としては、全く活躍できていません。
競走馬としての母馬について
母馬サトノユリアの競走馬としての生涯戦績は4戦1勝(勝率25.0%)。1勝しかしていませんので、競走馬としては全く活躍できなかったと言って良いでしょう。サトノユリアの血統背景を見てみると、サトノユリアの祖母は1997年JRA賞年度代表馬に選出されたエアグルーヴです。エアグルーヴから広がる牝系からは2003年、2004年のエリザベス女王杯(GⅠ)を連覇したアドマイヤグルーヴをはじめ、重賞winner、重賞入着馬が数多く出ています。血統背景としては良質なものを有していると言えます。
父馬の産駒の傾向
本馬サトノハンターの父馬ハービンジャーの産駒は、ダートよりも芝コースの適性が高いようで、芝コースでの実績の方が圧倒的に多いです。特に阪神や函館のようなパワーのいる馬場で実績を残しています。距離適性に関しては、中距離で実績を残していますので、一見POG向きのように感じますが、阪神競馬場や函館競馬場ではクラシック戦は行われませんので、少し割引が必要だと考えます。
総合評価
本馬サトノハンターの2WS indexは52となりました。父馬ハービンジャーの産駒はクラシック向きでないかもしれませんが、得意としている阪神や函館ではPOG期間内に重賞レースや2勝クラスのレースが行われますので、2WS indexの本来の目的であるPOG期間内2勝以上する馬を探すという意味では全く問題はありません。一方、母馬サトノユリアは、血統背景としては良質なものを持っていますが、自身の繁殖牝馬としての実績からは、その良さが全く感じられません。2WS indexの示す値も低いので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
お知らせ
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