クロフネ以外との配合相性は??
ブチコ
競走馬としてのブチコ
繁殖牝馬ブチコはノーザンファームの生産馬で、父馬キングカメハメハ、母馬シラユキヒメ、母父サンデーサイレンスの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は16戦4勝。4勝していますが、重賞では目立った戦績は残せていません。
繁殖牝馬ブチコの血統背景
繁殖牝馬ブチコの父馬キングカメハメハの競走馬としての戦績は、2004年NHKマイルC、2004年ダービーの変則G1 2冠をはじめとして8戦7勝。マイルから2400mまで幅広い距離適性を発揮しました。父はミスタープロスペクター系~キングマンボ系の流れを汲み、牝系は名牝ミエスクへと繋がっています。一方、母父はノーザンダンサー ⇒ トライマイベストの流れを汲むラストタイクーンで欧州血統を引き継いでいます。種牡馬としては、サンデーサイレンス系牝馬との配合で大成功を収めているだけでなく、母系によって多彩な適性を示す産駒が登場しています。代表的な産駒としては、ロードカナロア、アパパネ、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、レイデオロがいます。
一方、母馬シラユキヒメはサンデーサイレンス産駒。競走馬としての生涯戦績は9戦0勝。競走馬としては、全く活躍できませんでした。繁殖牝馬としては、2010年NAR賞最優秀牝馬に選出されたユキチャンを輩出しています。また、重賞2勝のハヤヤッコを輩出した繁殖牝馬マシュマロ及びソダシ、ママコチャの2頭のGⅠウイナーを輩出したブチコはともにハヤヤッコ産駒です。優秀な繁殖牝馬を輩出している繁殖牝馬でもあります。
ブチコ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
ブチコ産駒の傾向及び特徴を把握するため、既にPOG期間を終了している3番仔カルパまでを対象として考察を進めていきます。ブチコ産駒の出世頭は、2020年 JRA最優秀2歳牝馬、2021年 JRA最優秀3歳牝馬に選出され、GⅠを3勝したソダシです。
ブチコ産駒のデビュー時期について
考察対象のブチコ産駒3頭は全て2歳の早い時期にデビューできています。ブチコ自身も2歳10月にデビューしており、ブチコ産駒は早い時期のデビューが期待できますので、POG的には有利な要素と言えます。
ブチコ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のブチコ産駒3頭の内、最軽量でデビューしたのは3番仔のカルパで、デビュー戦時の馬体重は424kgでした。一方、最重量でデビューしたのは、出世頭のソダシで、デビュー戦時の馬体重は472kgでした。出世頭のソダシが最重量でのデビューで活躍し、最軽量でデビューしたカルパは、現時点で2戦0勝で未勝利であるところを見ると、ブチコ産駒もある程度の馬格が見込まれる方が良さそうです。ちなみに、ブチコ自身のデビュー戦時の馬体重は476kgでした。
ブチコ産駒の
性差による戦績の差について
考察対象のブチコ産駒3頭の内訳を見てみると、牝馬が2頭、牡馬が1頭です。牝馬産駒2頭がGⅠウイナーとなっている一方、牡馬産駒のカルパは、現時点で未勝利ですので、ブチコ産駒は牝馬の方が良績を期待できると考えられます。
父系の違いによる
戦績の差(配合相性)について
GⅠウイナーとなったソダシとママコチャは共にクロフネ産駒です。ブチコとクロフネの配合相性が良いのは間違いないところでしょう。今後、クロフネ以外の種牡馬との配合で活躍馬を輩出できるのかが注目すべきポイントの1つでしょう。
繁殖牝馬 ブチコ
レーダーチャート
POGでブチコ産駒を
選ぶ時のポイント
- 馬格は450kg~470kg程度を基準にし、大きく外れるようであれば、ドラフト指名には慎重になった方が良さそう。
- 牝馬の方が良績を期待できる。
- ブチコ自身はクロフネとの配合相性が良い。果たしてクロフネ以外との配合相性は??
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