結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ドリームマローネは母馬アドアードが出産した8頭目の仔。母馬アドアードにはこれまでDuke of Marmalade、ディープインパクト、ステイゴールド、オルフェーヴル、ハーツクライが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はディープインパクト産駒のウェルブレット、オルフェーヴル産駒のアドラータでともに2勝を上げています。しかしながら、出世頭が2勝しかできておりませんので、母馬アドアードは繁殖牝馬としては、全く活躍できていないと言えるでしょう。
競走馬としての母馬について
母馬アドアードの競走馬としての生涯戦績は8戦2勝。2勝しかしていませんが、うち1勝は2008年ブルーウインドステークス(GⅢ)です。アドアードの血統背景を見てみると、アドアードの祖母Sudden Gloryからは1988年EPテイラーステークス(GⅠ)勝ち馬のSudden Loveが出ていますが、如何せん活躍した時代が古く、近親に最近の活躍馬は見当たりません。
父馬の産駒の傾向
本馬ドリームマローネの父馬ドリームジャーニー産駒の馬場適性としては、ダートよりは芝の方が得意のようですが、ダートもこなせない訳ではないようです。距離適性に関しては短距離から長距離まで幅広く実績を残しており、適性距離に関する傾向は特にありません。2歳戦での勝率も決して低くはないので、比較的POGに向いていると思われますが、毎年、種付け頭数が少なく、活躍馬が輩出される可能性も、その分低いと言わざるを得ません。
総合評価
本馬ドリームマローネの2WS indexは18となりました。父馬ドリームジャーニーは決してPOGに不向きの種牡馬ではありません。一方、母馬アドアードは競走馬としては8戦しかしていませんが、重賞を制覇していて、競走馬としての素質は低かったわけではないのでしょう。しかし、繁殖牝馬としては、これまで全く活躍できていません。種牡馬ディープインパクトと3度の交配を重ねましたが、2勝止まりですので、2WS indexの値も低く出ていることと合わせて、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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