牝馬産駒と種牡馬の格?
セレスタ
競走馬としてのセレスタ
繁殖牝馬セレスタはアルゼンチン産で、父馬Jump Start、母馬Serataの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は7戦6勝。主な勝ち鞍は2015年 亜CEジュヴェナイルフィリーズ 【GⅠ】です。その他にもGⅡを1勝、GⅢを3勝上げている超一流の競走能力を持った競走馬だったようです。
繁殖牝馬セレスタの血統背景
繫殖牝馬セレスタの父馬Jump Startはボールドルーラー系の種牡馬。ボールドルーラー系種牡馬は一般的に、大型でパワータイプの産駒が多く、基本的にダート向きの産駒を輩出する傾向にありますが、芝適性の高い牝系との配合で、芝をこなせるスピード馬を輩出することもあります。種牡馬Jump Startの実績としては、セレスタの他に2009年 米ハリウッドゴールドC 【GⅠ】勝ち馬のRail Tripを輩出していますが、GⅠウイナーとなったのは、その2頭のみで、GⅡ、GⅢを含めて重賞ウイナーとなったのは計5頭のみで、種牡馬としては大きな成功を収めていません。
一方、繁殖牝馬セレスタの母馬Serataは米国産のサラブレッドで、生涯戦績は10戦1勝。競走馬としては、全く活躍できませんでした。繁殖牝馬としてはGⅠウイナーとなったセレスタを輩出しましたが、セレスタ以外のSerata産駒で特筆すべき戦績を残したサラブレッドは見当たりませんでした。
セレスタ産駒の
POG期間内戦績及び傾向
セレスタ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している4番仔ハーパーまでを対象として考察を進めていきます。セレスタ産駒の出世頭は、2022年JBCレディスクラシック 【GⅠ】勝ち馬のヴァレーデラルナと2023年 クイーンカップ 【GⅢ】勝ち馬の4番仔ハーパーです。
セレスタ産駒の
デビュー時期について
考察対象のセレスタ産駒4頭は全て2歳のうちにデビューを果たしています。そのデビュー時期も10月もしくは11月です。セレスタ産駒は2歳の内にデビューできるものの、2歳の早期からデビューする傾向にはありませんので、スタートダッシュ要員としては期待できないでしょう。ちなみに考察対象のセレスタ産駒4頭は全てデビュー勝ちできていません。
セレスタ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のセレスタ産駒4頭の内、最軽量でデビューしたのは4番仔ハーパーで、デビュー戦時の馬体重は478kgでした。一方、最重量でデビューしたのは2番仔ミッキーセレスタで、デビュー戦時の馬体重は520kgでした。出世頭のハーパーは478kgでデビュー戦を迎えていますので、480kg程度の馬格があれば、ドラフト候補にするのは合格と言えるでしょう。セレスタ産駒にはデビュー戦時の馬体重が450kgを下回るような馬格の小さな産駒が、現在までのところいません。これが母馬の仔出しの傾向であるならば、POGでの指名にあたっては安心材料と言えます。
セレスタ産駒の
性差による戦績の差について
考察対象のセレスタ産駒4頭の内訳を見てみると、牡馬が2頭、牝馬が2頭です。重賞ウイナーの2頭が共に牝馬ですので、ドラフト指名で狙うならば牝馬産駒をおススメします。
父系の違いによる
戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬セレスタには、これまでハーツクライとドゥラメンテが配されてきました。異なる種牡馬でそれぞれ重賞ウイナーを輩出していますので、セレスタは優秀な繫殖牝馬と言えます。種牡馬を選ばず大物を輩出できる繁殖牝馬ですので、今後の大物輩出にも期待がかかるところです。ただし、ハーツクライもドゥラメンテもリーディングサイアーランキング上位に位置する種牡馬です。繁殖牝馬セレスタは種牡馬を選ばずに大物を輩出できる可能性のある繁殖牝馬ですが、配される種牡馬としての格に関しても十分な考慮があって然るべきでしょう。
繁殖牝馬 セレスタ
レーダーチャート
POGでセレスタ産駒を
選ぶ時のポイント
- 産駒4頭の内2頭が重賞ウイナー輝いている仔出しの優秀な繁殖牝馬。
- ドラフト指名するならば牝馬産駒。
- 種牡馬を選ばず大物輩出の可能性がありますが、種牡馬の格も考慮すれば、尚、大物指名の可能性が高まるものと考えます。
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