結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ガンダルフは母馬アメリが出産した2頭目の仔。1つ上はディープインパクト産駒のプライムフェイズです。プライムフェイズの現時点までの戦績は6戦2勝。ディープインパクト産駒としては、少し物足りない戦績です。とは言えPOG期間内に2勝していますので、POG的には合格と言えるでしょう。ガンダルフの上には1頭しかいませんので、母馬の仔の傾向は明らかとなっていませんが、本馬ガンダルフには大きな期待がかかります。
競走馬としての母馬について
母馬アメリの競走馬としての生涯戦績は24戦3勝(勝率12.5%)。3勝しかしておらず、重賞には出走経験すらありませんので、母馬アメリは競走馬としては全く活躍できなかったと言って良いでしょう。アメリの血統背景を見てみると、アメリの母馬アゼリは2002年エクリプス賞年度代表馬、2002年、2003年、2004年エクリプス賞最優秀古馬牝馬に選出され、GⅠを11勝した、超一流の競走馬でした。
父馬の産駒の傾向
本馬ガンダルフの父馬キングカメハメハは、これまで数々の重賞winnerを輩出してきた優秀な種牡馬です。サンデーサイレンス系牝馬との配合で大成功を収めているだけでなく、母系によって多彩な適性を示す産駒が登場しています。代表的な産駒としては、ロードカナロア、アパパネ、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、レイデオロがいます。牡馬でも牝馬でも大物を輩出した実績がありますが、牡馬と牝馬では牡馬の産駒が良績を残す傾向にあります。また、2歳戦から活躍することができるのでPOG向きの種牡馬の一頭と言えます。
総合評価
本馬ガンダルフの2WS indexは112となりました。父馬キングカメハメハはPOG向きの種牡馬で、重賞winnerを何頭も輩出しています。一方、母馬アメリは競走馬としては全く活躍できませんでしたが、血統背景としては素晴らしいものがあります。成功の要素が随所に見られる本馬ガンダルフではありますが、2WS indexはドラフトリストに掲載できるほど高い値にはなりませんでした。
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