結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬マイトレジャーは母馬エイジアンウインズが出産した8頭目の仔。母馬エイジアンウインズにはこれまでコンデュイット、キングカメハメハ、ワークフォース、エンパイアメーカー、ロードカナロア、ケープブランコ、ルーラーシップが交配されてきました、母馬の仔の中での出世頭はロードカナロア産駒のメジェールスーで、4勝を上げました。しかし、重賞勝ちはなく、母馬エイジアンウインズの繁殖牝馬としての実績は乏しいものです。母馬の仔は成長が遅かったり、アクシデントでデビューできなかったりと体質の弱い仔が多いのですが、年内デビューできる体質の強い仔は、比較的2勝、3勝と戦績を積み上げています。母馬の仔をPOGでドラフト指名馬に選ぶ場合は、デビュー時期に注意を払う必要があります。
競走馬としての母馬について
母馬エイジアンウインズの競走馬としての生涯戦績は11戦6勝(勝率54.5%)。主な勝鞍には2008年ヴィクトリアマイル(GⅠ)があります。エイジアンウインズの血統背景を遡ってみると、牝系にはNijinsky産駒のBoundがいます。Boundから広がる牝系からは2010年BCクラシックをはじめGⅠを3勝しているBlameや2008年クイーンエリザベス二世カップ(GⅠ)勝ち馬Archipenkoが輩出されています。
父馬の産駒の傾向
父馬マクフィの産駒は本年デビューの2歳馬が日本で供用された初年度産駒であるため、馬場適性、距離適性等の産駒の傾向はまだ不明です。しかし、種牡馬入りしているイギリスやシャトル供用されているオーストラリアではGⅠwinnerが輩出されており、日本でも産駒の活躍が期待される種牡馬です。
総合評価
本馬マイトレジャーの2WS indexは4となりました。父馬マクフィの産駒は本年デビューの2歳馬が日本で供用された初年度産駒であるため、産駒の傾向は不明です。一方、母馬エイジアンウインズの仔は体質が弱くデビューが年明けになったり、未デビューとなってしまう傾向にあるため、デビュー時期には特に注意を払う必要があります。2WS indexの値も低く出ていますので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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