結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ホウオウリアリティは母馬キョウエイトルースが出産した11頭目の仔。母馬にはこれまでトワイニング、タニノギムレット、フサイチコンコルド、サクラバクシンオー、フレンチデピュティ、ロージズインメイ、アイルハヴアナザー、キングカメハメハが交配されてきました。母馬の仔の中での出世頭はフレンチデピュティ産駒のサウンドトゥルーです。サウンドトゥルーの生涯戦績は65戦13勝。主な勝鞍には2016年チャンピオンズカップ(GⅠ)があります。その他にも母馬からはダート戦における重賞winnerが輩出されています。
競走馬としての母馬について
母馬キョウエイトルースの競走馬としての生涯戦績は31戦3勝(勝率9.7%)。3勝しかしておりませんので、競走馬としては大きな活躍できなかったと言えます。キョウエイトルースの血統背景を見てみましたが、近親に特筆すべき活躍馬は見当たりませんでした。
父馬の産駒の傾向
本馬ホウオウリアリティの父馬モーリスの競走馬としての戦績は、2015年安田記念・マイルチャンピオンシップ・香港マイル、2016年チャンピオンズマイル・天皇賞秋・香港カップのG1 6勝をはじめ、18戦11勝。短距離から中距離でタイトルを獲得しました。モーリスの父スクリーンヒーローはグラスワンダー産駒。母メジロフランシスはカーネギー産駒ですが、メジロフランシスの母系はモガミの血脈を残すメジロの血統。スクリーンヒーローにもメジロフランシスにも日本独自の血脈が流れており、日本の馬場に適した産駒の登場が期待されています。今年デビューする産駒が初年度産駒ですので、産駒の傾向はまだ明らかとなっていません。
総合評価
本馬ホウオウリアリティの2WS indexは7となりました。父馬モーリスは今年デビューの2歳馬が初年度産駒ですので、馬場適性や距離適性が明確になっていません。一方、母馬キョウエイトルースは競走馬としては活躍できませんでしたが、繫殖牝馬としては2016年JRA賞最優秀ダートホースに選出されたサウンドトゥルーを輩出。その他にも重賞winnerを輩出し、繫殖牝馬としては立派な活躍を見せました。しかし、繫殖牝馬としての充実期は過ぎており、兄姉以上の活躍を期待するのは厳しいと考えられます。2WS indexも低い値となりましたので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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