結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬アスクドンキバックは母馬マルトクが出産した8頭目の仔。母馬マルトクにはこれまでキングヘイロー、アルデバランⅡ、スウェプトオーヴァーボード、キングカメハメハ、エンパイアメーカー、ロードカナロアが交配されました。母馬マルトクの仔の中での出世頭は2015年桜花賞(GⅠ)勝ち馬のレッツゴードンキです。レッツゴードンキが輩出されていますので、父馬のキングカメハメハと母馬マルトクの配合相性は良いのかもしれませんが、その一方でアスクドンキバックの全兄ガッドハンドは4戦0勝のまま登録抹消となっています。
競走馬としての母馬について
母馬マルトクの競走馬としての生涯戦績は32戦5勝。5勝していますが、重賞への出走経験はなく、競走馬としては、さほど活躍できませんでした。マルトクの血統背景を見てみましたが、近親にはこれといった活躍馬は見当たりませんでした。
父馬の産駒の傾向
本馬アスクドンキバックの父馬キングカメハメハは、これまで数々の重賞winnerを輩出してきた優秀な種牡馬です。サンデーサイレンス系牝馬との配合で大成功を収めているだけでなく、母系によって多彩な適性を示す産駒が誕生しています。代表的な産駒としては、ロードカナロア、アパパネ、ラブリーデイ、ドゥラメンテ、レイデオロがいます。牡馬でも牝馬でも大物を輩出した実績がありますが、牡馬と牝馬では牡馬の産駒が良績を残す傾向にあります。また、2歳戦から活躍することができるのでPOG向きの種牡馬の一頭と言えます。
総合評価
本馬アスクドンキバックの2WS indexは20となりました。父馬キングカメハメハはPOG向きの種牡馬の一頭です。母馬マルトクとは配合相性が良い可能性があります。その母馬マルトクは競走馬としては大きな活躍はできず、血統背景も一流と言えるほどのものではありません。しかし、繁殖牝馬としては桜花賞馬レッツゴードンキを産んでおり、母馬マルトクからは、まだ大物が生まれる可能性もあります。とはいえ、2WS indexが示す値は低く出ましたので、POGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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