結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬ラルナプレナは母馬ラルナデミエルが出産した5頭目の仔。母馬ラルナデミエルにはこれまでステイゴールド、オルフェーヴル、ハーツクライと交配されました。母馬の仔の中での出世頭と呼べるほど活躍した競走馬はまだいません。これまでサンデーサイレンス系種牡馬との交配が施されてきた母馬ですが、本馬ラルナプレナは父馬がモーリスで、これまでとは少し毛色の異なる種牡馬が配されました。新たな配合相性によりPOG戦線のみならず、POG期間以降の活躍も期待されます。
競走馬としての母馬について
母馬ラルナデミエルの競走馬としての生涯戦績は6戦3勝(勝率50.0%)。主な勝鞍には2011年米 オーキッドステークス(GⅢ)があります。ラルナデミエルの血統背景を見てみましたが、近親にはこれといった活躍馬は見当たりませんでした。
父馬の産駒の傾向
本馬ラルナプレナの父馬モーリスは、2015年安田記念・マイルチャンピオンシップ・香港マイル、2016年チャンピオンズマイル・天皇賞秋・香港カップのG1 6勝をはじめ、生涯戦績18戦11勝の競走馬。短距離から中距離でタイトルを獲得しました。モーリスの父スクリーンヒーローはグラスワンダー産駒。母メジロフランシスはカーネギー産駒ですが、メジロフランシスの母系はモガミの血脈を残すメジロの血統。スクリーンヒーローにもメジロフランシスにも日本独自の血脈が流れており、日本の馬場に適した産駒の登場が期待されています。今年デビューする産駒が初年度産駒ですので、産駒の傾向はまだ明らかとなっていません。
総合評価
本馬ラルナプレナの2WS indexは14となりました。父馬モーリスは2020年競走馬デビューの2歳馬が初年度産駒ですので、産駒の傾向は不明ですが、2020年2歳馬のリーディングサイアーランキングで2位につけており、ラルナプレナにも活躍が期待されるところです。一方、母馬ラルナデミエルは、自身が競走馬としてそれなりの実績を残していますが、繁殖牝馬としては、その活躍を期待できるような仔を輩出しておりません。2WS indexも低く出ていますので、POGドラフトリストへの掲載は見送りました。
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