強調材料に乏しい・・・
プレミアステップス
競走馬としてのプレミアステップス
繁殖牝馬プレミアステップスはアイルランド産で、父馬Footstepsinthesand、母馬Primissimaの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は16戦3勝。重賞勝ちはありませんが、2012年 (仏)カルヴァドス賞【GⅡ 芝1400m】2着、同年(独)アルバニーS【GⅢ 芝1200m】3着、2014年 ウィルシャーS【GⅢ 芝1600m】3着の実績があります。
繁殖牝馬プレミアステップスの血統背景
繁殖牝馬プレミアステップスの父馬Footstepsinthesandは2005年 英2000ギニー【GⅠ】の勝ち馬で、Northern Dancer系種牡馬。産駒には2021年 モーリスドゲースト賞【GⅠ】勝ち馬のMarianafootをはじめ、計4頭のGⅠウイナーがいます。しかし、10世代以上の産駒を輩出しているにもかかわらず、GⅠウイナーが僅か4頭というのは、種牡馬としては寂しい実績です。
一方、プレミアステップスの母馬Primissimaはドイツ産のサラブレッド。生涯戦績は19戦1勝。競走馬としては大きな実績を上げることはできませんでした。繁殖牝馬としても、プレミアステップス以上に大きな活躍を見せた産駒は無く、繁殖牝馬としても大きな実績は残せませんでした。ちなみに、Primissima産駒は全部で5頭いますが、プレミアステップス以外の4頭は全て牡馬。兄弟たちは全てセン馬となっていますので、気性の荒い血統なのかもしれません。
プレミアステップス産駒の
POG期間内戦績及び傾向
プレミアステップス産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔シュリエットまでを対象として考察を進めていきます。ちなみにプレミアステップス産駒の出世頭は2023年中山記念【GⅡ】3着及び2024年中山記念【GⅡ】2着のドーブネです。
プレミアステップス産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のプレミアステップス産駒5頭の内、2歳時にデビューできなかったのは、初仔と5番仔シュリエットの2頭です。5頭中2頭が未デビューですので、決して高い2歳デビュー率ではありません。POGでプレミアステップス産駒を指名するならば、育成状況、脚元に関する情報には特に注意を払った方が良さそうです。情報が無かったり、情報が極端に少ないようであれば指名は見送った方が良いかもしれません。
プレミアステップス産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のプレミアステップス産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは出世頭のドーブネで、デビュー戦時の馬体重は464kgでした。一方、最重量でデビューしたのは2番仔のジェドゥラシャンスで、デビュー戦時の馬体重は526kgでした。出世頭のドーブネのデビュー戦時の馬体重が464kgでしたので、プレミアステップス産駒を指名するならば、460kg程度の馬格があることが望ましいと考えます。
プレミアステップス産駒の
性差によるPOG期間内の戦績差について
考察対象のプレミアステップス産駒5頭の内訳は、牡馬が4頭、牝馬が1頭です。しかし、競走馬デビューした産駒の内訳は牡馬2頭、牝馬1頭です。性差による戦績差を評価するには少ない頭数ですので、過度な評価は避けた方が良いと思います。しかし、出世頭のドーブネが牡馬であることは頭の片隅において検討した方が良いのかもしれません。
父系の違いによるPOG期間内の
戦績の差(配合相性)について
出世頭のドーブネはディープインパクト産駒でしたので、プレミアステップスとディープインパクトの配合相性は悪くない・・・と言いたいところですが、ドーブネの全兄レッドレジェーラはPOG期間内0勝でしたので、必ずしもそうではないようです。現時点でディープインパクト以上に配合相性が良い種牡馬は、まだ出てきていません。
プレミアステップス産駒
競走馬デビューまでの馬体重推移
(単位:kg, ゲ合:ゲート試験合格)
繁殖牝馬 プレミアステップス
レーダーチャート
POGでプレミアステップス産駒を
選ぶ時のポイント
- 2歳での競走馬デビュー率は決して高くないので、育成状況、デビュー時期情報には特に注意を払った方が良いでしょう。
- 血統、兄姉の競走成績等の要素は超一流とは言えず、ドラフト候補選択の強調材料が少ない。
- POG的にはプレミアステップス産駒はオススメではありません。
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