結論:POGドラフトリストへの掲載は見送り
母馬の産駒傾向
本馬イフィゲニアは母馬エヴァモアが出産した3頭目の仔。上2頭はDubawi産駒とエピファネイア産駒です。全兄ロワマージュの現時点での戦績は8戦1勝です。勝ち上がりに5戦を要しており、2勝目も手が届きそうで届かない状況ですので、2年連続でエピファネイアとの配合が施されましたが、母馬とエピファネイアの配合相性は良くないのかもしれません。
競走馬としての母馬について
母馬エヴァモアの競走馬としての生涯戦績は8戦0勝。1勝もしていませんので、競走馬としては全く活躍できていません。エヴァモアの血統背景を見てみると、エヴァモアの祖母Allez Les Troisから広がる牝系からは2008年ジャックルマロワ賞(GⅠ)、同年ジャンプラ賞(GⅠ)勝ち馬のTamayuzや2001年仏ダービー馬のAnabaa Blueが輩出されており、母馬の血統構成は良質なものと言ってよいでしょう。
父馬の産駒の傾向
本馬イフィゲニアの父馬エピファネイアの産駒はまだ1世代しか出てきていませんので、その傾向がはっきり分かったわけではありません。しかし、その初年度産駒から3冠牝馬デアリングタクトなる大物が出てきました。全体的な傾向としては、牡馬よりも牝馬の方が勝率は高いようです。また、ダートよりは芝の方が勝率は高いようです。
総合評価
本馬イフィゲニアの2WS indexは91となりました。父馬エピファネイアの産駒は、今年の2歳馬が2世代目なので、はっきりとした産駒の傾向は明らかとなっていませんが、初年度から無敗の三冠牝馬デアリングタクトを輩出するなど、大物を輩出していますので、POG的には全く問題のない種牡馬だと言えます。一方、母馬エヴァモアは競走馬としては全く活躍できませんでしたが、血統背景は良質なものですので、仔達の活躍に期待がかかります。しかし、父馬エピファネイアと母馬エヴァモアの配合相性は良くはなさそうですし、2WS indexの示す値も低いので、pOGドラフトリストへの掲載は見送ることとしました。
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