POGドラフト対策 ブログ 2022-2023

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

2022年POGドラフト戦略~産駒数から見るPOGドラフト指名馬選びの注意点 Part2~

ドゥラメンテ産駒について(カッコ内は総産駒数、2019年産は4月11日時点)

POG期間内に1400m以上の芝レースで2勝以上したドゥラメンテ産駒は以下の通り。

ドゥラメンテ産駒

ドゥラメンテ産駒

初年度産駒からは菊花賞馬タイトルホルダーが、2年目産駒からは桜花賞馬スターズオンアースが輩出され、2年連続クラシックウィナーを送り出した種牡馬ドゥラメンテ。順風満帆な種牡馬キャリアを歩んでいるように見えますが、2020年産は122頭の産駒数で2018年産191頭、2019年産203頭と比較してその数は大きく減っています。産駒数と活躍馬の輩出は必ずしも比例するものではなく、また、ドゥラメンテ産駒の勝率も決して悪いものではないので、産駒数の減少が大物輩出の可能性を否定するものではないのですが、産駒数の多さの割に重賞ウイナーが少ない印象は否めません。単なる印象で終わればよいのですが・・・ドゥラメンテ産駒のドラフト指名は慎重に行うことをおススメします。

 

モーリス産駒について(カッコ内は総産駒数、2019年産は4月11日時点)

POG期間内に1400m以上の芝レースで2勝以上したモーリス産駒は以下の通り。

モーリス産駒

モーリス産駒

ドゥラメンテと種牡馬同期のモーリス。種牡馬キャリア3年目を迎えた2020年産はドゥラメンテ同様に前2年よりも産駒数を大きく減らしています(137頭)。初年度産駒からはピクシーナイト、ルークズネスト、シゲルピンクルビーが重賞ウイナーとなった。2年目産駒からはまだ重賞ウイナーは誕生していませんが、ラーグルフ、ソリタリオ、ベジャールが重賞戦線で上位に食い込んでおり、産駒のレベル自体は低くはありません。ただ、モーリス自身が競走馬としては遅咲きの部類だったことを考えれば、2年目産駒から大物が出てくるのはこの後なのかもしれません。2022年大阪杯(GⅠ)では5着に終わったものの、3歳秋から急成長したモーリス産駒ジャックドールがその好例なのでしょう。しかしながら、POG的には遅咲きというのはマイナス要因です。モーリス産駒のドラフト指名には慎重になった方が良いでしょう。

 

ハービンジャー産駒について(カッコ内は総産駒数、2019年産は4月11日時点)

POG期間内に1400m以上の芝レースで2勝以上したハービンジャー産駒は以下の通り。

ハービンジャー産駒

ハービンジャー産駒

2021-2022年シーズンにおいて、それまでとは全く異なる種牡馬実績を残しているのがハービンジャー。上記表を見ればお分かりかと思いますが(見なくともお分かりの方も多いとは思いますが)、2021-2022年シーズンでは突然ハービンジャー産駒が何頭もクラシック戦線に名乗りを上げてきました。POG期間内1400m以上の芝レースで2勝以上を上げた競走馬は2022年4月11日時点で5頭。それら以外にも1勝馬ではありますが、アライバルが重賞2着に2回入っており、賞金的にはオープン馬となっています。実はこの5頭+アライバルはいずれもノーザンファームの生産馬。サンデーサイレンスの血もキングカメハメハの血も入っていないハービンジャーにディープインパクトの後継種牡馬としての可能性を見出そうとした生産戦略だったのかもしれません。

 

ただ、ノーザンファームのハービンジャー産駒の数は2018年産21頭、2019年産26頭、2020年産28頭と徐々に増えてはいるものの、戦績がガラッと変わるほどの頭数の増加があったわけではありません。ということは、2019年産の活躍はハービンジャー産駒の育成方法の習熟化により結果が出た、もしくは繁殖牝馬の質が上がったという理由が考えられます。ハービンジャーの初年度産駒は2014年に競走馬デビューしており、育成方法の習熟化までにかかった時間としては長すぎます。2019年産の活躍に関しては繁殖牝馬の質が上がったことによるものと考えるのが妥当でしょう。2020年産のハービンジャー産駒の母馬のレベルが維持されているならば、今年もハービンジャー産駒を戦略的に指名するのも選択肢の一つです。

 

 

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