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フォエヴァーダーリング
フォエヴァーダーリングとしての繁殖牝馬
繁殖牝馬フォエヴァーダーリングは米国産で、父馬Congrats、母馬Darling My Darlingの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は9戦2勝。主な勝ち鞍には2016年 米サンタアイネスS 【GⅡ】があります。
フォエヴァーダーリングの血統背景
繁殖牝馬フォエヴァーダーリングの父馬Congratsはボールドルーラー系種牡馬。競走馬としては26戦7勝。主な勝ち鞍は2005年 サンパスカルH 【GⅡ】です。一般的に、ボールドルーラー系種牡馬の産駒はダートコースでその適性を発揮する傾向にあります。フォエヴァーダーリングもダート重賞で実績を残しました。
一方、繁殖牝馬フォエヴァーダーリングの母馬Darling My Darlingは米国生まれのサラブレッド。生涯戦績は13戦5勝。重賞勝ちの実績はありませんが、1999年 米フリゼットS 【GⅠ ダ8.5F】、同年 メイトロンS 【GⅠ ダ8.0F】で共に2着入線の実績があります。繁殖牝馬としては、フォエヴァーダーリングの他に2017年 米アルシバイアディズS 【GⅠ】勝ち馬のHeavenly Loveを輩出している一流の繁殖牝馬です。
フォエヴァーダーリング産駒の
POG期間内戦績及び傾向
フォエヴァーダーリング産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既に競走馬デビューを果たしているフォーエバーヤングまでの4番仔フォエヴァーダーリングまでを対象として考察を進めていきます。なお、フォエヴァーダーリング産駒の出世頭は2024年 UAEダービー 【GⅠ】勝ち馬のフォーエバーヤングです。
フォエヴァーダーリング産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のフォエヴァーダーリング産駒4頭は全て2歳時に競走馬デビューできていますので、フォエヴァーダーリング産駒は体質が弱かったり、成長が遅くて競走馬デビューが遅れるという傾向にはないようです。ちなみに、考察対象のフォエヴァーダーリング産駒4頭の内、デビュー戦を勝利で飾っているのは初仔のモンファボリと出世頭のフォーエバーヤングの2頭です。4頭中2頭がデビュー勝ちを飾っていますので、フォエヴァーダーリング産駒はデビュー勝ちが期待できる血統と言って良さそうです。
フォエヴァーダーリング産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のフォエヴァーダーリング産駒4頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは初仔モンファボリで、デビュー戦時の馬体重は412kgでした。一方、最重量でデビューしたのは2番仔ダノンマイソウルで、デビュー戦時の馬体重は534kgでした。出世頭のフォーエバーヤングのデビュー戦時の馬体重が526kgでしたので、POGでフォエヴァーダーリング産駒を選ぶのであれば、大きな馬格の方が良さそうです。ただし、最重量でデビューしたダノンマイソウルのPOG期間内の戦績は4戦0勝ですので、休養による馬体の成長ではなく、調教を積み重ねたうえでの馬格の大きさであることを見極める必要があるでしょう。
フォエヴァーダーリング産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のフォエヴァーダーリング産駒4頭の内訳は、牝が2頭、牡が2頭です。出世頭のフォーエバーヤングが牡馬ですので、現時点ではフォエヴァーダーリング産駒をPOGで指名するならば、牡馬産駒の方が良さそうです。ただし、フォエヴァーダーリングの主戦場はダートレースですので、POG的な視点から言えば、POG向きではないのかもしれません。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬フォエヴァーダーリングには、これまでFrankel、ディープインパクト、ハーツクライ、リアルスティール、キズナ、エピファネイアが配されてきました。出世頭のフォーエバーヤングはリアルスティール産駒ですので、フォエヴァーダーリングとリアルスティールの配合相性は悪くないのでしょう。種牡馬として何頭もの芝レースの大物産駒を輩出してきたディープインパクト、ハーツクライとの配合では良い繁殖結果が出てきておらず、出世頭のフォーエバーヤングの主戦場はダートコースであることから考えると、日本の芝適性の高い種牡馬との配合では、特にPOG的な視点から見ての大物産駒輩出は難しいのかもしれません。
繁殖牝馬 フォエヴァーダーリング
レーダーチャート
POGでフォエヴァーダーリング産駒を
選ぶ時のポイント
- デビューが遅くなる可能性は低く、デビュー勝ちも期待できる。
- 馬格は大きい方が好ましいが、大きくなりすぎた場合にも注意。
- ダート適性の高い仔の可能性
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