POGドラフト対策 ブログ

2WS indexと名付けたPOG期間内2勝以上を上げる可能性の高い2歳馬をPOGドラフト前に探し当てるための指数を開発・検証中。

【勝ち組POG】繁殖牝馬研究 ~ イチオクノホシ ~

配合相性?or 種牡馬レベル?

イチオクノホシ

イチオクノホシ

イチオクノホシ

競走馬としてのイチオクノホシ

繁殖牝馬イチオクノホシは社台ファームの生産馬で、父馬ゼンノロブロイ、母馬レディイン、母父Kendorの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は17戦2勝。2勝しかしていませんが、2012年 デイリー杯クイーンカップ 【GⅢ】2着、2013年 阪神牝馬ステークス 【GⅡ】2着の実績があり、競走馬としては優秀ではなかったとは言えません。

 

イチオクノホシの血統背景

繁殖牝馬イチオクノホシの父馬ゼンノロブロイはサンデーサイレンス系種牡馬で、生涯戦績は20戦7勝。2022年に既に亡くなっています。4歳時に天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念のGⅠを3連勝し、年度代表馬に選出されました。種牡馬としては2010年 オークス【GⅠ】勝ち馬のサンテミリオン、青葉賞【GⅡ】勝ち馬のペルーサ、同年 ローズステークス 【GⅡ】勝ち馬アニメイトバイオなどを輩出しています。産駒は中長距離における持続力勝負に優れる傾向にあったようですが、GⅠウイナーはサンテミリオン1頭だけですので、種牡馬として優れた実績を残したとは言えません。

 

一方、繁殖牝馬イチオクノホシの母馬レディインはフランス産のサラブレッド。生涯戦績は16戦3勝。重賞入線の実績は無いようですが、フランスのリステッド競走では2着、3着の入線実績があります。繁殖牝馬として日本に導入され、これまで12頭の仔を出産。12番仔のコスタボニータが2024年 福島牝馬ステークス 【GⅢ】で優勝しました。血統的な背景を見てみると、レディインの父馬Kendorは1989年 仏2000ギニーを含むGⅠ2勝の競走馬。種牡馬としては14頭の重賞ウイナーを輩出しましたが、種牡馬としては凡庸な実績しか残せませんでした。

 

イチオクノホシ産駒の

POG期間内戦績及び傾向

イチオクノホシ産駒一覧

イチオクノホシ産駒一覧

イチオクノホシ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既に競走馬デビューを果たしている5番仔イフェイオンまでを対象として考察を進めていきます。イチオクノホシ産駒の出世頭は2024年 フェアリーステークス 【GⅢ】勝ち馬のイフェイオンです。

 

イチオクノホシ産駒の

競走馬デビューの時期について

考察対象のイチオクノホシ産駒5頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは初仔トランペットシェル、2番仔ハービッグハローの2頭です。5頭中2頭が2歳時に競走馬デビューできていませんので、イチオクノホシ産駒をPOGで指名するならば、デビュー時期には一定の注意を払っておく方が良さそうです。5番仔イフェイオン以降、誕生月が4月になっているので、競走馬デビュー時期の遅れも気になるところです。ちなみに、考察対象のイチオクノホシ産駒5頭で、デビュー戦を勝利で飾った産駒はいませんので、イチオクノホシ産駒にはデビュー勝ちは期待できなさそうです。

 

イチオクノホシ産駒の

競走馬デビュー時の馬体重について

考察対象のイチオクノホシ産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは3番仔ミルヒシュトラーセで、デビュー戦時の馬体重は464kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは初仔のトランペットシェルで、デビュー戦時の馬体重は498kgでした。出世頭のイフェイオンのデビュー戦時の馬体重が482kgでしたので、デビュー戦時に480kg程度の馬格が見込まれるようであれば及第点と言えるでしょう。ちなみに繁殖牝馬イチオクノホシ自身のデビュー戦時の馬体重は432kgでした。イチオクノホシ自身は小柄な牝馬だったようです。

 

イチオクノホシ産駒の

性差によるPOG期間内の戦績の差について

考察対象のイチオクノホシ産駒5頭の内訳は牡馬・セン馬が3頭、牝馬が2頭です。出世頭のイフェイオンが牝馬産駒ですので、イチオクノホシ産駒をPOGで指名するならば牝馬産駒の方が良績を期待できるのかもしれません。ただし、もう1頭の牝馬産駒である3番仔ミルヒシュトラーセのPOG期間内の戦績は4戦0勝と揮わないものでしたので、過剰に牝馬産駒に期待しすぎない方が良いでしょう。

 

父系の違いによる

POG期間内の戦績の差(配合相性)について

繁殖牝馬イチオクノホシにはこれまでノヴェリスト、ロードカナロア、ドレフォン、ハービンジャー、エピファネイア、モーリスが配されてきました。出世頭のイフェイオンはエピファネイア産駒ですので、繫殖牝馬イチオクノホシとエピファネイアの配合相性は悪くはないのでしょう。エピファネイアはロベルト系の種牡馬ですので、イチオクノホシはロベルト系の種牡馬との配合相性が良い可能性があります。また、エピファネイア自身はリーディングサイアーランキングで上位に位置する種牡馬ですので、種牡馬レベルが高いこと自体が競走能力の高い産駒を輩出する要因になっているのかもしれません。

 

繁殖牝馬 イチオクノホシ

レーダーチャート

イチオクノホシRC

イチオクノホシRC

POGでイチオクノホシ産駒を

選ぶ時のポイント

  • デビュー勝ちを期待できる傾向にはありません。
  • 競走馬デビューの時期には一定の注意が必要です。
  • ロベルト系の種牡馬との配合もしくはトップレベルの種牡馬との配合に期待。

 

2WS POGドラフトリストの発売日は

毎年4月1日!

 

STORES(牡馬編、牝馬編 各¥550)

winsormore.stores.jp

 

コンビニプリント

(牡馬編、牝馬編 各¥700)

www.e-printservice.net