ディープインパクト系と!
トウカイライフ
競走馬としてのトウカイライフ
繁殖牝馬トウカイライフは広富牧場の生産馬で、生涯戦績は38戦4勝。4勝していますが、重賞での最高戦績は2012年 福島牝馬ステークス【GⅢ】 13着。競走馬としては大成できませんでした。
繁殖牝馬トウカイライフの血統背景
繁殖牝馬トウカイライフの父馬トウカイテイオーは日本調教馬として史上初めてGⅠ7勝を挙げた競馬史に残る名馬シンボリルドルフの直仔。自身もGⅠを4勝しており、親子2代での日本ダービー制覇を成し遂げた。また、引退レースとなった1993年の有馬記念では骨折というアクシデントを乗り越え、中364日の出走で見事優勝し、競馬ファンの心を鷲掴みにしました。しかし、種牡馬としては2002年 マイルチャンピオンシップ 【GⅠ】勝ち馬のトウカイポイント、2003年 阪神ジュベナイルフィリーズ 【GⅠ】勝ち馬ヤマニンシュクルを含む4頭の(JRA)重賞ウイナーを輩出するに留まり、自身の血を伝える後継種牡馬の輩出には至りませんでした。
一方、トウカイライフの母馬ファヴォリもトウカイライフ同様に広富牧場の生産馬。生涯戦績は25戦3勝。重賞の出走経験は無く、競走馬としては大成できませんでした。繁殖牝馬としても、特筆すべき活躍を残した産駒は輩出されていません。
トウカイライフ産駒のPOG期間内戦績及び傾向
トウカイライフ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔レーベンスティールまでを対象として考察を進めていきます。ちなみにトウカイライフ産駒の出世頭は2023年 セントライト記念 【GⅡ】及び2024年 エプソムカップ 【GⅢ】勝ち馬のレーベンスティールです。
トウカイライフ産駒の競走馬デビューの時期について
考察対象のトウカイライフ産駒5頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは初仔のロトヴィンテージ1頭です。残りの4頭は2歳時に競走馬デビューしていますので、トウカイライフ産駒は2歳時にデビューできる傾向にある。つまり、POG的には未デビューもしくはデビューが遅くなるリスクは低いと言えます。ちなみに、考察対象のトウカイライフ産駒5頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは3番仔ルーチェデラヴィタ1頭だけですので、トウカイライフ産駒にはデビュー勝ちは期待しない方が良さそうです。
トウカイライフ産駒の競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のトウカイライフ産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは3番仔ルーチェデラヴィタで、デビュー戦時の馬体重は426kgでした。一方、最重量でデビューしたのは初仔ロトヴィンテージと出世頭のレーベンスティールで、デビュー戦時の馬体重は480kgでした。出世頭のレーベンスティールが最重量で競走馬デビューしていますので、トウカイライフ産駒をPOGで指名するならば馬格の大きな産駒方が良いでしょう。ただし、初仔のロトヴィンテージの生涯戦績は3戦0勝と揮わないものでしたので、馬格だけで指名を決めるのは避けた方が良いでしょう。ちなみにトウカイライフ自身の競走馬デビュー時の馬体重は412kgと小柄な馬体でした。
トウカイライフ産駒の性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のトウカイライフ産駒5頭の内訳は、牝馬が3頭、牡馬が2頭です。出世頭のレーベンスティールは牡馬ですので、トウカイライフ産駒をPOGで指名するならば牡馬産駒・・・と言いたいところですが、牝馬産駒は3頭の内、2頭がPOG期間内に勝ち上がっており(ルーチェデラヴィタはPOG期間内2勝)、決して悪い産駒成績ではありません。現時点ではトウカイライフ産駒の性差による戦績差については不明と考えた方が良いでしょう。
父系の違いによるPOG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬トウカイライフにはこれまでヴァーミリアン、クロフネ、キズナ、ブラックタイド、リアルスティールが配されてきました。出世頭のレーベンスティールはリアルスティール産駒ですので、トウカイライフとリアルスティールの配合相性は悪くはないのでしょう。また、ルーチェデラヴィタの父馬キズナはリアルスティールと同じくディープインパクト系の種牡馬ですので、トウカイライフ産駒をPOGで指名するならばディープインパクト系種牡馬との配合の時が良いのでしょう。
繁殖牝馬 トウカイライフ
レーダーチャート
POGでトウカイライフ産駒を選ぶ時のポイント
- デビュー勝ちは期待できませんが、デビューが遅くなる可能性は低いでしょう。
- 馬格は大きい方が望ましいが、それだけで決めるのは避けた方が良いでしょう。
- ディープインパクト系種牡馬との配合相性が良さそう。
2WS POGドラフトリストの発売日は毎年4月1日!