超優秀な繁殖牝馬だが、POG的には?
メジェルダ
競走馬としてのメジェルダ
繁殖牝馬メジェルダは村田牧場(北海道)の生産馬で、父馬ディープインパクト、母馬メジェリーヌの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は11戦1勝。1勝しかしておりませんが、2015年 ファンタジーステークス 【GⅢ】2着の実績があります。主に芝の中長距離路線で実績を残しているディープインパクト産駒ではありましたが、メジェルダ自身は1400m以下の短距離路線を主戦場としたサラブレッドでした。
繁殖牝馬メジェルダの血統背景
繁殖牝馬メジェルダの父馬ディープインパクトは、大種牡馬サンデーサイレンスの最高傑作として評される競走馬【 14戦12勝 / G1 7勝 】であり、種牡馬入り後も数々のG1ウイナーを輩出しました。2012年から11年連続リーディングサイアーを獲得し、サンデーサイレンスの後継種牡馬としての地位を不動のものとしました。芝・中距離では、産駒が適性を見せつけていますが、芝・短距離やダート適性を持つ産駒は少ないです。ディープインパクトの母馬ウィンドインハーヘアは独G1馬、母の父アルザオはリファール産駒と、母系には欧州型のスタミナ血脈が凝縮されています。
一方、メジェルダの母馬メリュジーヌも村田牧場(北海道)の生産馬。競走馬としての戦績は16戦3勝。3勝していますが、重賞レースには出走実績も無く、競走馬としては大きな活躍はできませんでした。繁殖牝馬としても特筆すべき活躍を見せた産駒を輩出できておらず、競走馬としても、繁殖牝馬としても凡庸な実績しか残せませんでした。
メジェルダ産駒の
POG期間内戦績及び傾向
メジェルダ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している3番仔ピューロマジックまでを対象に考察を進めていきます。ちなみに、メジェルダ産駒の出世頭は2024年 葵ステークス【GⅢ】、同年 TV西日本北九州記念【GⅢ】勝ち馬の3番仔ピューロマジックです。
メジェルダ産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のメジェルダ産駒3頭は全て2歳の早い時期に競走馬デビューしています。繁殖牝馬メジェルダは強い体質の仔を産むようですので、早期デビューの傾向にあるメジェルダ産駒をPOGで選ぶにあたってはプラス材料と言えます。特に初仔のメディーヴァルは生誕月が4月後半であるにもかかわらず、2歳8月に競走馬デビューできている点も、早期デビュー傾向を裏付ける有力な材料と言えるでしょう。ちなみに、考察対象のメジェルダ産駒3頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは2番仔バグラダスのみですので、POGでメジェルダ産駒を指名したとしても、デビュー勝ちは期待できないと考えておいた方が良さそうです。
メジェルダ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のメジェルダ産駒3頭のデビュー戦時の馬体重を見てみると、初仔メディーヴァルが452kg、2番仔バグラダスが468kg、3番仔ピューロマジックが460kgでした。3頭の馬体重は452kg ~ 468kgの比較的バラツキの少ない範囲に収まっています。そして、考察対象の3頭はいずれも現時点(2024.9.16時点)で4勝を上げていますので、馬格的には450kg~460kg程度を見込めるようであればPOGドラフト候補として合格と考えて良いのではないでしょうか。ちなみに、繁殖牝馬メジェルダのデビュー戦時の馬体重は436kgで、小柄な馬体のサラブレッドでした。
メジェルダ産駒の性差による
POG期間内の戦績の差について
考察対象のメジェルダ産駒3頭の内訳は、牡馬が2頭、牝馬が1頭です。出世頭のピューロマジックが牝馬ですので、メジェルダ産駒をPOGで指名するならば牝馬の方が良いと考えてそうですが、上述したように、考察対象のメジェルダ産駒3頭はいずれも現時点で4勝ずつ上げており、性差による戦績差は無いと考えます。
父系の違いによるPOG期間内の
戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬メジェルダには、これまでアジアエクスプレス、マジェスティックウォリアーが配されてきました。出世頭のピューロマジックはアジアエクスプレス産駒ですので、繁殖牝馬メジェルダとアジアエクスプレスの配合相性は悪くはないのでしょう。ここで1点、気を付けておきたいのは、メジェルダ産駒3頭が実績を残しているのは、1400m以下の短距離だったり、ダートのレースだったりで、POGで求められる距離適性及びコース適性とは異なります。種牡馬の影響も大きいと考えられますので、より中距離適性、芝コース適性の強い産駒を輩出する種牡馬との配合を見てみたいところです。
繁殖牝馬 メジェルダ
レーダーチャート
POGでメジェルダ産駒を
選ぶ時のポイント
- メジェルダは仔出しのいい繁殖牝馬で、競走能力の高い産駒が輩出される可能性が高い。
- 産駒は早期デビューできる傾向にあるが、距離適性、コース適性の見極めが必要。
- 中距離適性・芝適性の高い種牡馬との配合が見てみたいところ。