産駒はみんな小柄で・・・
ジュベルアリ
競走馬としてのジュベルアリ
繁殖牝馬ジュベルアリはノーザンファームの生産馬で、父馬ディープインパクト、母馬ドバイマジェスティの配合で生まれたサラブレッドです。競走馬デビューはしていませんので、競走能力の程は不明です。
繁殖牝馬ジュベルアリの血統背景
繁殖牝馬ジュベルアリの父馬ディープインパクトは、大種牡馬サンデーサイレンスの最高傑作として評される競走馬【 14戦12勝 / G1 7勝 】であり、種牡馬入り後も数々のG1ウイナーを輩出しました。2012年から11年連続リーディングサイアーを獲得し、サンデーサイレンスの後継種牡馬としての地位を不動のものとしました。芝・中距離では、産駒が適性の高さを見せつけていますが、芝・短距離やダート適性を持つ産駒は少ないです。ディープインパクトの母馬ウィンドインハーヘアは独G1馬、母の父アルザオはリファール産駒と、母系には欧州型のスタミナ血脈が凝縮されています。
一方、ジュベルアリの母馬ドバイマジェスティはアメリカ産のサラブレッドで、生涯戦績は34戦12勝。主な勝ち鞍に2010年 BCフィリー & メアスプリント 【GⅠ】がある重賞4勝の一流のサラブレッドでした。繁殖牝馬としても、2017年 皐月賞 【GⅠ】及び2019年 産経大阪杯 【GⅠ】勝ち馬のアルアイン、2021年 日本ダービー 【GⅠ】及び2022年 ドバイシーマクラシック 【GⅠ】勝ち馬のシャフリヤールと2頭のGⅠウイナーを輩出しており、一流の繁殖成績を残しています。
ジュベルアリ産駒の
POG期間内戦績及び傾向
ジュベルアリ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している3番仔アルナシームまでを対象として考察を進めていきます。ただし、2番仔ナローパスは地方競馬デビューでした。なお、ジュベルアリ産駒の出世頭は2024年 中京記念 【GⅠ】勝ち馬のアルナシームです。
ジュベルアリ産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のジュベルアリ産駒3頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは、2番仔ナローパスです。1番仔ロジマジェスティ、3番仔アルナシーム、今回の考察対象外ですが、4番仔ポートデラメールも2歳で競走馬デビューを果たしており、ジュベルアリ産駒は2歳時にデビューできる傾向にあります。ちなみにナローパス、アルナシーム、ポートデラメールの3頭はデビュー戦を勝利で飾っており、ジュベルアリ産駒はデビュー勝ちする傾向にあると言えます。
ジュベルアリ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のジュベルアリ産駒3頭の内、最重量で競走馬デビューしたのは2番仔ナローパスで、デビュー戦時の馬体重は434kgでした。一方、最軽量で競走馬デビューしたのは初仔ロジマジェスティでデビュー戦時の馬体重は416kgでした。最重量で競走馬デビューしたナローパスのデビュー戦時の馬体重が434kgと小柄でしたので、ジュベルアリ産駒は小柄に生まれてくる傾向にあるようです。
ジュベルアリ産駒の性差による
POG期間内の戦績の差について
考察対象のジュベルアリ産駒3頭の内訳は牡馬2頭、牝馬1頭です。出世頭のアルナシームが牡馬。牝馬産駒のロジマジェスティが未勝利のまま引退していますので、ジュベルアリ産駒をPOGで指名するならば、牡馬産駒の方が良いようです。
繁殖牝馬 ジュベルアリ
レーダーチャート
POGでジュベルアリ産駒を選ぶ時のポイント
- ジュベルアリ産駒は小柄に出る傾向にある。馬格の大きな産駒の時が狙い目か?
- 誕生日は遅い傾向にあるが、デビューは早め。
- デビュー勝ちできる傾向にあるが、小柄故か2勝目は遠い傾向に。