サンデーサイレンスの血が・・・
ノッテビアンカ
競走馬としてのノッテビアンカ
繁殖牝馬ノッテビアンカはフランス産で、父馬Kendargent、母馬Biancarosaの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は5戦1勝。1勝しかしていませんが、クリテリヨムドサンクルー【GⅠ】3着の実績を残しています。
ノッテビアンカの血統背景
繁殖牝馬ノッテビアンカの父馬Kendargentはフランス産のサラブレッド。生涯戦績は13戦2勝。重賞での戦績はポールドムサック賞 【GⅢ 芝1600m 】 2着の実績があります。種牡馬としては、2021年 仏イスパーン賞 【 GⅠ 芝1850m 】 勝ち馬Skalletiを輩出していますが、重賞ウイナーとなった産駒は、Skalletiを含めて計11頭しかいません。産駒の実績を見て見ると1000mの短距離から3000m超えのレースの勝ち馬まで、様々な距離適性の産駒を輩出しています。
一方、ノッテビアンカの母馬Biancarosaはアイルランド産のサラブレッドで、生涯戦績は14戦3勝。リステッド勝ちはありますが、Grade Raceでの実績はありません。繁殖牝馬としては2021年 伊ダービー 【 GⅡ 芝2200m 】勝ち馬のTokyo Goldがいます。
ノッテビアンカ産駒の
POG期間内戦績及び傾向
ノッテビアンカ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既に競走馬デビューを果たしている5番仔ボンヌソワレまでを対象として考察を進めます。ちなみに、ノッテビアンカ産駒の出世頭は、2025年小倉大賞典【GⅢ】及び同年読売マイラーズカップ【GⅡ】勝ち馬のロングランです。
ノッテビアンカ産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のノッテビアンカ産駒5頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは3番仔のランプシーのみです。ランプシー以外の4頭は2歳時に競走馬デビューできていますので、ノッテビアンカ産駒は2歳時に競走馬デビューできる傾向にあると言えるでしょう。ちなみに考察対象のノッテビアンカ産駒5頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは3番仔ランプシーのみですので、ノッテビアンカ産駒はデビューが遅くなる可能性は低いものの、デビュー勝ちすることは期待できません。
ノッテビアンカ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のノッテビアンカ産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは5番仔ボンヌソワレで、デビュー戦時の馬体重は434kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは、出世頭のロングランで、デビュー戦時の馬体重は486kgでした。
最軽量の434kgで競走馬デビューしたボンヌソワレはPOG期間内に1勝している一方で、474kgで競走馬デビューしたダイワセントライト、466kgで競走馬デビューしたパンジャは共にPOG期間内未勝利でしたので、一概には言えませんが、出世頭のボンヌソワレが最重量で競走馬デビューしていることから、馬格は大きい方が望ましいでしょう。
ノッテビアンカ産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のノッテビアンカ産駒5頭の内訳は、牡馬が4頭、牝馬が1頭です。出世頭のロングランが牡馬産駒ですので、ノッテビアンカ産駒をPOGで指名するならば牡馬産駒の方が良さそうです。しかし、牝馬産駒は1頭のみですし、その1頭が小さな馬格ながらも、POG期間内に1勝を上げていることから、牝馬産駒といえども、軽視しない方が良いと考えます。
父系の違いによるPOG期間内の
戦績の差(配合相性)について
出世頭のロングランがヴィクトワールピサ産駒ですので、ノッテビアンカとヴィクトワールピサの配合相性は悪くないのでしょう。サンデーサイレンス系の種牡馬の産駒であるノッテビアンカ(7勝:ヴィクトワールピサ)、ランプシー(2勝:ハーツクライ)、パンジャ(2勝:ゴールドシップ)がいずれも複数勝利を上げている一方で、サンデーサイレンス系ではない種牡馬の産駒であるダイワセントライト(0勝:Le Harve)、ボンヌソワレ(1勝:レイデオロ)の戦績は、サンデーサイレンス系の種牡馬の産駒と比較して戦績が見劣りますので、POGでノッテビアンカ産駒を指名するならば、サンデーサイレンスの血が入っている種牡馬との配合が、より望ましいでしょう。
繁殖牝馬 ノッテビアンカ
レーダーチャート
POGでノッテビアンカ産駒を
選ぶ時のポイント
- 産駒のデビュー時期は主に2歳。しかし、デビュー勝ちはあまり期待できない。
- サンデーサイレンス系種牡馬との配合が望ましい。
- 馬格は小さいよりは大きい方が望ましい。
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