サンデー系×牝馬×馬体重=??
ダンスアミーガ
競走馬としてのダンスアミーガ
繁殖牝馬ダンスアミーガは、社台ファームの生産馬で、父馬サクラバクシンオー、母馬ダンスオールナイトの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は26戦5勝。主な勝ち鞍は2015年 仲秋ステークス(1600万下 阪神 芝1400m)です。5つの勝ち鞍は、芝1400 – 1600mのレースでした。
繁殖牝馬ダンスアミーガの血統背景
繁殖牝馬ダンスアミーガの父馬サクラバクシンオーは、日本競馬史に残る名スプリンター。競走馬としては、3-5歳時に21戦11勝の戦績を残しており、4,5歳時にスプリンターズステークスを連覇した。
その後、種牡馬となり、日本独自の発展を遂げたプリンスリーギフト系の父系を後世に繋げた。産駒には2002年 高松宮記念 【GⅠ】 勝ち馬のショウナンカンプ、2011年 朝日杯フューチュリティステークス 【GⅠ】 勝ち馬のグランプリボス、2016年 高松宮記念 【GⅠ】 勝ち馬のビッグアーサーなどを輩出しており、自身の特徴である抜群のスピード能力を子孫によく伝える種牡馬であった。
母父としては、キタサンブラックを輩出するなど、バラエティに富んだ距離適性の産駒を輩出している。
一方、ダンスアミーガの母馬ダンスオールナイトも、サクラバクシンオーやダンスアミーガと同じく社台ファームの生産馬。競走馬としての生涯戦績は36戦5勝。主な勝ち鞍は2009年 初音ステークス(1600万下、東京芝1600m)です。初音ステークスの距離は1600mでしたが、他の4勝はいずれも1800mのレースでした。
繁殖牝馬としては、6頭の仔を輩出しており、ダンスアミーガの他に2018年 小倉サマージャンプ 【JGⅡ】勝ち馬のヨカグラを輩出しています。
ダンスアミーガ産駒の
POG期間内戦績及び傾向
ダンスアミーガ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既に競走馬デビューを果たしている5番仔カムニャックまでを対象として考察を進めていきます。なお、ダンスアミーガ産駒の出世頭は2025年 フローラステークス 【GⅡ】勝ち馬カムニャックです。
ダンスアミーガ産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のダンスアミーガ産駒5頭は全て2歳時に競走馬デビューを果たしていますし、考察対象の5頭の内、3頭は2歳の7,8月の2歳でも早い時期に競走馬デビューしていますので、ダンスアミーガ産駒は基本的に体質が強く、デビューが遅くなるリスクは低いと考えて良いでしょう。
ちなみに考察対象のダンスアミーガ産駒5頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは、出世頭のカムニャックだけですので、ダンスアミーガ産駒は競走馬デビューが遅くなる可能性は低く、POG的には好ましい傾向にあります。
しかし、その一方で、考察対象のダンスアミーガ産駒5頭の内、デビュー戦を勝利で飾ったのは出世頭のカムニャック1頭だけですので、デビュー勝ちを期待できない(デビュー勝ちできるようなら有望と考えることもできる??)傾向にあると考えられます。
ダンスアミーガ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のダンスアミーガ産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューしたのは、初仔のミリタリータンゴで、競走馬デビューした時の馬体重は460kgでした。一方、最重量で競走馬デビューしたのは、4番仔キープカルム(POG期間内戦績:7戦2勝)で、デビュー戦時の馬体重は492kgでした。
出世頭のカムニャックのデビュー戦時の馬体重は476kgでした。カムニャックは考察対象のダンスアミーガ産駒5頭の内、唯一の牝馬産駒です。牝馬産駒は一般的には牡馬よりもやや小さめに出てくるので、カムニャックのデビュー戦時の馬体重476kgは大きいとは言えないものの、牝馬産駒としては十分な馬格にあると考えられますので、ダンスアミーガ産駒をPOGで指名するならば、大きめの馬格の方が良いのかもしれません。
ダンスアミーガ産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
前段でも少し触れましたが、考察対象のダンスアミーガ産駒5頭の内訳は牡馬が4頭、牝馬が1頭です。出世頭のカムニャックが牝馬産駒ですので、ダンスアミーガ産駒をPOGで指名するならば、牝馬産駒の方が良さそうです。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬ダンスアミーガには、これまでエイシンフラッシュ(キングマンボ系)、ハービンジャー(ディンヒル系)、エピファネイア(ロベルト系)、ロードカナロア(キングマンボ系)、ブラックタイド(サンデーサイレンス系)、キズナ(サンデーサイレンス系)が交配されてきました。出世頭のカムニャックはブラックタイド産駒ですので、ダンスアミーガとブラックタイドの配合相性は悪くないのでしょう。
ブラックタイドとの配合で重賞ウイナーを輩出しているので、より種牡馬レベルの高いサンデーサイレンス系種牡馬との配合で、更なる活躍馬が輩出されるかもしれません。
ダンスアミーガ産駒の
距離適性、馬場適性について
考察対象のダンスアミーガ産駒5頭の内、4頭が勝ち上がっていますが、初勝利はいずれも芝2000mですので、繁殖牝馬ダンスアミーガは芝の中距離適性が高い産駒を輩出する傾向にあると言えます。
繁殖牝馬 ダンスアミーガ
レーダーチャート
POGでダンスアミーガ産駒を
選ぶ時のポイント
- デビューが遅くなる可能性は低いものの、デビュー勝ちは期待できない傾向。
- 牡馬産駒よりは牝馬産駒。
- 種牡馬レベルの高いサンデーサイレンス系種牡馬との配合に期待。
2WS POGドラフトリストの
発売日は毎年4月1日!
STORESでの購入なら牡馬編、牝馬編 各550円
コンビニプリントでの購入なら牡馬編、牝馬編 各700円