初仔成功事例(初仔でPOG期間内に重賞勝利を飾った仔達)
『初仔は走らない』と競馬界では、まことしやかに囁かれているが、果たしてそれは本当なのだろうか?上記表は、初仔ながらPOG期間内に重賞勝利を飾った産駒の事例(たぶん抜け漏れあり)。上記を見れば、それは真実ではないことはすぐにわかる。もともと活躍馬を輩出される確率自体が低いので、初仔が走る確率もかなり低い。また。かつては ”腹づくり” といって、初仔は小さく生まれがちで、小さく生まれた仔は見栄えが悪く、売れ行きが芳しくなかったため、初仔には良い種牡馬があてがわれることがなかったことが、より ”初仔が走らない” と信じられてしまう要因になっていたものと推察される。
しかし、1頭の繁殖牝馬が生涯に出産できる頭数には限りがあり、1頭たりとも無駄にしては勿体ないので、初仔から(種付け料の高い)トップクラスの種牡馬でもあてがう流れになりつつある。初仔は判断材料に乏しいので、POGドラフトでは敬遠されることも多いと思われるが、判断材料が少ない分、競合も発生しにくく、ドラフト下位でも優秀な手駒が獲得できるというメリットもある。ドラフトメンバーに差をつけたいのならば、初仔も敬遠せずにしっかり検討した方が良さそう。今年から初仔であることを理由にドラフト指名を敬遠するのは避けた方が良さそう!
次の更新からは種牡馬別に初仔の一覧をピックアップしてみるので、是非、そちらもご覧あれ!!