完成度の見極め+早期デビュー
エンドレスノット

競走馬としてのエンドレスノット
繁殖牝馬エンドレスノットはノーザンファームの生産馬で、父馬ディープインパクト、母馬ウィキウィキ、母父フレンチデピュティの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は26戦4勝。4勝していますが、重賞レースの出走経験はなく、競走馬として特筆すべき戦績は残せませんでした。
エンドレスノットの血統背景
繁殖牝馬エンドレスノットの父馬ディープインパクトは大種牡馬サンデーサイレンスの最高傑作として評される競走馬【 14戦12勝 / G1 7勝 】であり、種牡馬入り後も数々のG1ウイナーを輩出しました。2012年から11年連続リーディングサイアーを獲得し、サンデーサイレンスの後継種牡馬としての地位を不動のものとしました。ディープインパクト産駒は芝・中距離で高い距離適性を見せていますが、芝・短距離やダート適性を持つ産駒は少ないです。ディープインパクトの母馬ウィンドインハーヘアは生涯戦績13戦3勝、主な勝ち鞍は1995年 独アラルポカル【GⅠ 芝2400m 】勝ち馬で、その父アルザオはリファール産駒。母系に欧州型のスタミナ血脈が凝縮されている血統背景となっています。
一方、エンドレスノットの母馬ウィキウィキもノーザンファームの生産馬です。生涯戦績は5戦1勝で競走馬として大きな実績を残せなかったのはエンドレスノットと同様です。しかしながら、繁殖牝馬としては2016年 日本ダービー 【GⅠ】馬マカヒキを輩出した大きな実績を残しています。
エンドレスノット産駒の
POG期間内戦績及び傾向

エンドレスノット産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既に競走馬デビューを果たしている5番仔ダイヤモンドノットまでを対象として考察を進めていきます。エンドレスノット産駒の出世頭は2025年 京王杯2歳ステークス【GⅡ】及び2026年 中スポ賞ファルコンステークス【GⅢ】勝ち馬のダイヤモンドノットです。
エンドレスノット産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のエンドレスノット産駒5頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは、初仔ゾンニッヒと3番仔アモールエテルノです。考察対象のエンドレスノット産駒5頭の内、3頭は2歳時に競走馬デビューできていますが、POGで指名する場合にはデビュー時期に注意した方が良いでしょう。『成長が遅い』、『完成はまだ先』、『じっくり』等の情報がある場合には、POGでの指名には慎重になった方が良いでしょう。
ちなみに考察対象のエンドレスノット産駒5頭は全て、デビュー戦を勝利で飾れていませんし、エンドレスノット自身もデビュー戦は落としています。エンドレスノット産駒は成長スピードがやや遅い血統と言えるでしょう。ただし、エンドレスノットと配合された種牡馬ラブリーデイの産駒は晩成型の種牡馬でもありますので、エンドレスノット産駒の成長スピードの遅さにはラブリーデイの影響が強い可能性もあり、完成が早い傾向にある種牡馬との配合ならば、POG期間内の活躍が期待できるかもしれません。
エンドレスノット産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のエンドレスノット産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューを果たしたのは3番仔アモールエテルノと4番仔チムグクルで、競走馬デビュー時の馬体重は414kgでした。一方、最重量で競走馬デビューを果たしたのは初仔ゾンニッヒで、競走馬デビュー時の馬体重は472kgでした。
出世頭のダイヤモンドノットのデビュー戦時の馬体重が462kg、現時点で5勝を上げているゾンニッヒのデビュー戦時の馬体重が472kgですので、エンドレスノット産駒をPOGで指名するならば、小柄な馬格の産駒は避けた方が良さそうです。エンドレスノット自身のデビュー戦時の馬体重は462kgでした。エンドレスノットと同じ程度の馬格が指名の際の基準の1つと考えて良いのではないでしょうか。
エンドレスノット産駒の距離適性

考察対象のエンドレスノット産駒5頭の戦績を見てみると、芝コースの短距離路線での実績に目が留まります。出世頭のダイヤモンドノットが上げているPOG期間内の3勝は全て1400mでのものですし、チムグクルの1勝も1400m戦でのものでした。ラブリーデイ産駒自体がマイル近辺で実績を残す傾向にありますので、その影響も多分にあるのでしょう。また、ブリックスアンドモルタル産駒も総じてマイル近辺で実績を残す傾向にありますので、ダイヤモンドノットが1400m重賞で2勝を上げているのも、種牡馬の影響も少なからずあると考えます。
エンドレスノット産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のエンドレスノット産駒5頭の内訳は牡馬が3頭、牝馬が2頭です。出世頭のダイヤモンドノット、現時点で5勝を上げているゾンニッヒが共に牡馬産駒ですので、エンドレスノット産駒をPOGで指名するならば、牡馬産駒の方が良いでしょう。
ただし、もう1頭の牡馬産駒チムグクルの戦績を見てみると、チムグクルはPOG期間内に1勝はしているものの、他2頭の牡馬産駒の実績と見比べてみると、その戦績は明らかに見劣ります。この要因の1つとしては、馬格の小ささ(デビュー戦時の馬体重414kg)にあると考えております。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬エンドレスノットにはこれまでラブリーデイとブリックスアンドモルタルが配されています。初仔ラブリーデイ産駒のゾンニッヒが現時点で5勝を上げていることもあってか、4番仔チムグクルまで一貫してラブリーデイが配されています。ゾンニッヒの実績を見る限り、エンドレスノットとラブリーデイの配合相性は悪くはなさそうですが、ラブリーデイとは全く血統構成の異なるブリックスアンドモルタルとの配合で生まれたダイヤモンドノットがPOG期間内に重賞2勝を上げる活躍を見せています。
繫殖牝馬エンドレスノットはラブリーデイとの配合相性が良いと言うよりも、種牡馬を選ばず優秀な競走馬を輩出できる優秀な繁殖牝馬であると考えた方が良いのではないでしょうか。次に出てくる産駒のPOGでの指名は前向きに考えた方が良さそうです。
繁殖牝馬 エンドレスノット
レーダーチャート

POGでエンドレスノット産駒を
選ぶ時のポイント
- 繁殖牝馬エンドレスノットは種牡馬を選ばず活躍馬を輩出できる名繁殖牝馬の可能性があるので、指名候補としては常に念頭に置いておくべきでしょう。
- ただし、デビュー時期の見立ては慎重になった方が良い。早期デビューが狙い目!
- 完成が早い傾向にある種牡馬との配合が狙い目!