断然牝馬産駒!
マルシアーノ

競走馬としてのマルシアーノ
繁殖牝馬マルシアーノはノーザンファームの生産で、父馬フジキセキ、母馬Keltshaan、母父Pleasant Colonyの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は11戦3勝。重賞レースの出走経験はなく、特筆すべき競走実績を残せませんでした。
マルシアーノの血統背景
繁殖牝馬マルシアーノの父馬フジキセキはサンデーサイレンス系種牡馬。サンデーサイレンスの初年度産駒であり、1994年朝日杯フューチュリティステークス【GⅠ】を制覇し、父馬サンデーサイレンスに産駒初のGⅠタイトルをプレゼントしました。そして、4戦4勝で無敗のまま引退し、種牡馬入りしました。
種牡馬としては2014年 皐月賞【GⅠ】勝ち馬イスラボニータをはじめ、計11頭のGⅠウイナーを輩出しています。産駒は主にスプリント ~ マイル路線で実績を残しており、弥生賞(芝2000m)を圧倒的なパフォーマンスで勝利した自身のパフォーマンスとはやや異なるイメージの産駒実績を残しています。
BMSとしては豪州で活躍したYosei(2011年 豪州 QLDタタソールズティアラなどGⅠ3勝)、Kermadec(2015年 豪州 ATCドンカスターHなどGⅠ2勝)、Your Song(2013年 豪州 BRCBTCカップ:GⅠ)を輩出しています。
一方、マルシアーノの母馬Keltshaanですが、競走実績の記録はありませんでした。しかし、繁殖牝馬としては2010年、2011年の 高松宮記念 【GⅠ】を連覇したキンシャサノキセキを輩出しており、優秀な繁殖実績を残しています。血統的にはRibot ~ Pleasant Colonyの流れを汲んでいます。Pleasant Colonyは10頭以上のGⅠウイナーを輩出している優秀な種牡馬です。
マルシアーノ産駒の
POG期間内戦績及び傾向

マルシアーノ産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している5番仔マルサーラを対象に考察を進めていきます。マルシアーノ産駒の出世頭は2022年 フローラステークス 【GⅡ】勝ち馬のエリカヴィータです。
マルシアーノ産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のマルシアーノ産駒5頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは3番仔のグロッターリエと5番仔マルサーラです。考察対象の5頭中2頭が2歳時に競走馬デビューできていませんので、POGでマルシアーノ産駒を指名するならば、デビュー時期に関する情報には注意を払った方が良いでしょう。ちなみにマルシアーノ自身は3歳の7月のかなり遅い時期に競走馬デビューしていますので、尚更、競走馬デビューの時期には注意した方がよいでしょう。
マルシアーノ産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のマルシアーノ産駒5頭の内、最軽量で競走馬デビューを果たしたのは初仔フラワリングナイトで、デビュー戦時の馬体重は426kgでした。一方、最重量で競走馬デビューを果たしたのは5番仔マルサーラで、デビュー戦時の馬体重は550kgでした。出世頭のエリカヴィータのデビュー戦時の馬体重は444kgでした。
牝馬とはいえ、エリカヴィータのデビュー戦体重444kgはやや小さめです。最軽量の426kgで競走馬デビューしたフラワリングナイトのPOG期間内の戦績は4戦1勝、次に軽い馬体重428kgでデビューしたサツキノジョウのPOG期間内の戦績が5戦1勝でした。
一方、550kgの最重量で競走馬デビューしたマルサーラのPOG期間内の戦績は0戦0勝、次に大きな馬体重520kgで競走馬デビューしたグロッターリエのPOG期間内の戦績は1戦0勝でした。
マルシアーノ産駒は小さな馬格であっても、大きな馬格でもあっても良績を残せていないので、POGでマルシアーノ産駒を指名する場合には、馬体重に関しても注意が必要でしょう。ちなみにマルシアーノ自身の競走馬デビュー時の馬体重は
マルシアーノ産駒の距離適性

考察対象のマルシアーノ産駒5頭の内、POG期間内に勝ち星を上げたのは初仔フラワリングナイト、出世頭のエリカヴィータ、4番仔サツキノジョウの3頭です。それぞれの勝利時のレース距離は、フラワリングナイトが芝2000m、エリカヴィータが芝1600mと芝2000m、サツキノジョウが芝2000mでした。マルシアーノ産駒の距離適性は芝2000m付近にあると考えられます。
マルシアーノ産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のマルシアーノ産駒5頭の内訳は牝馬が3頭、牡馬が2頭です。出世頭のエリカヴィータが牝馬産駒であること及び牡馬産駒の2頭は共にPOG期間内未勝利であることから、マルシアーノ産駒をPOGで指名するならば、牝馬産駒を指名した方が良いでしょう。ちなみに牡馬産駒の2頭はPOG期間内に1勝も上げられておらず、2頭ともデビュー戦時の馬体重が500kgを超えている大型馬でしたので、その2点は要注意です。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬マルシアーノにはこれまでエピファネイア、キングカメハメハ、ハービンジャー、レイデオロ、ロードカナロアが配されてきました。出世頭のエリカヴィータはキングカメハメハ産駒ですので、マルシアーノとキングカメハメハの配合相性は悪くはないのでしょう。しかし、キングカメハメハを父に持つレイデオロ、ロードカナロア産駒の2頭の戦績は
繁殖牝馬 マルシアーノ
レーダーチャート

POGでマルシアーノ産駒を
選ぶ時のポイント
- 指名は牝馬産駒の時!
- デビュー戦時馬体重は440kg程度で、大き過ぎないサイズであることが望ましい。
- デビューの時期に注意(遅くなる場合は指名回避)!