絶対牝馬産駒!
オーヴィレール

競走馬としてのオーヴィレール
繁殖牝馬オーヴィレールは下河辺牧場の生産で、父馬シンボリクリスエス、母馬シャンパンフルート、母父クロフネの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は31戦4勝。主にスプリント路線で戦績を積み重ねましたが、重賞レースでの掲示板内入線実績は無く、競走馬として特筆すべき戦績を残すことはできませんでした。ちなみにオーヴィレールはデビュー戦を見事勝利で飾っています。
オーヴィレールのPOG期間内の戦績は5戦2勝。デビュー戦は小倉芝1800m。デビュー戦を勝利で飾った後、野路菊ステークス【OP】 芝1800mで7着入線。3戦目以降は一貫して1400m以下の距離で戦績を積み重ねています。4戦目の3歳500万下(現在の3歳1勝クラス)京都競馬場 芝1400mで2勝目を上げ、5戦目の葵ステークス【OP】6着入線で、POG期間内の出走を終えました。
オーヴィレールの血統背景
繁殖牝馬オーヴィレールの父馬シンボリクリスエスは米国産のサラブレッドで、日本で競走馬デビューをしました。競走馬としての戦績は15戦8勝。主な勝鞍には2002年及び2003年 天皇賞秋【GⅠ】、2002年及び2003年 有馬記念【GⅠ】があります。
種牡馬としてのシンボリクリスエスを見てみると、代表産駒にはエピファネイア、アルフレード、ルヴァンスレーヴ、サクセスブロッケン等がいます。種牡馬シンボリクリスエスは、芝GⅠの勝ち馬を輩出してはいますが、産駒達はダートの中距離戦で活躍する傾向にあり、かつ活躍時期のピーク(勝率が最も高まる時期)は4歳ですので、POG向きの種牡馬ではないようです。また、BMSとしては2022年BMSランキング5位に位置しており、BMSシンボリクリスエスの代表産駒には、中山グランドジャンプ6連覇のオジュウチョウサン、現GⅠ3勝のソングラインがいます。
一方、オーヴィレールの母馬シャンパンフルートも下河辺牧場の生産馬です。シャンパンフルートの生涯戦績は17戦1勝。シャンパンフルートも短距離路線で戦績を積み重ねましたが、特筆すべき戦績を残すことはできていません。
繁殖牝馬としても、現時点で重賞複勝圏内入線の実績を残した産駒を輩出できておらず、繁殖牝馬としても特筆すべき実績は残せていません。
オーヴィレール産駒の
POG期間内戦績及び傾向

オーヴィレール産駒の特徴及び傾向を把握すべく、素に出競走馬デビューを果たしている3番仔テイスティングまでを対象として考察を進めていきます。オーヴィレール産駒の出世頭は2024年 CBC賞 【GⅢ】3着、2025年 シルクロードステークス 【GⅢ】 2着の実績を持つ初仔グランテストです。
オーヴィレール産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のオーヴィレール産駒3頭の内、2歳時に競走馬デビューできなかったのは2番仔ブリックワーク1頭です。残り2頭は2歳時に競走馬デビューを果たしているので、オーヴィレール産駒は体質が弱い、怪我が多い血統ではないようです。
2歳時に競走馬デビューした2頭の競走馬デビューの時期を改めて見てみると、それぞれ10月と11月でしたので、オーヴィレール産駒は早期デビューの傾向にはないことも窺い知れます。
オーヴィレール産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のオーヴィレール産駒3頭のデビュー戦時の馬体重は、グランテストが454kg、ブリックワークが448kg、テイスティングが474kgでした。出世頭のグランテストの馬体重が454kgでしたので、オーヴィレール産駒をPOGで指名するならば、450kg程度の馬格があることを選択基準の1つにすると良いでしょう。ちなみにオーヴィレール自身のデビュー戦時の馬体重は、出世頭グランテストのデビュー戦体重と同じ454kgでした。
オーヴィレール産駒の距離適性

考察対象のオーヴィレール産駒3頭の内、POG期間内に勝利を上げたのは出世頭グランテストです。勝利を上げたレース距離は2勝とも1200mでした。また、勝ち星は上げられていませんが、2番仔ブリックワークも1600mのレースで2着2回の実績をのこしていることから、オーヴィレール産駒は1600m以下の短距離レースに適性が高いと考えられます。
オーヴィレール産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のオーヴィレール産駒3頭の内訳は牝馬が2頭、牡馬が1頭でした。出世頭のグランテストが牝馬産駒。POG期間終了後に3勝を上げているブリックワークも牝馬産駒。唯一の牡馬産駒テイスティングが8戦して1勝も上げられていませんので、POGでオーヴィレール産駒を指名するならば牝馬産駒が良いでしょう。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬オーヴィレールにはこれまでロードカナロア、ブリックスアンドモルタル、サートゥルナーリア、キズナが配されていました。出世頭のグランテストはロードカナロア産駒ですので、オーヴィレールとロードカナロアの配合相性は悪くはないのでしょう。
ロードカナロアとの配合でグランテストが輩出されている一方で、ロードカナロアを父に持つサートゥルナーリアの産駒であるテイスティングが8戦0勝という点も興味深いポイントではあります。
繁殖牝馬 オーヴィレール
レーダーチャート

POGでオーヴィレール産駒を
選ぶ時のポイント
- POGで指名するなら牝馬産駒のとき。
- 距離適性はマイル以下の可能性が高いので、桜花賞狙い要員。
- 2歳時に競走馬デビューできる傾向にあるが、早期デビューは期待できない。