名繁殖牝馬の道へ!
ロッテンマイヤー

競走馬としてのロッテンマイヤー
繁殖牝馬ロッテンマイヤーはノーザンファームの生産馬で、父馬クロフネ、母馬アーデルハイト、母父アグネスタキオンの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は14戦3勝。主な勝ち鞍は2016年 忘れな草【OP】です。
ロッテンマイヤーのPOG期間内の戦績は4戦2勝。デビュー戦は3歳1月と遅い時期になりました。年明けのデビュー戦を勝利で飾った後、デイリー杯クイーンカップ【GⅢ】に参戦し3着。賞金を積み増すことができず、桜花賞【GⅠ】への出走は賞金不足のため叶いませんでした。桜花賞と同日に行われた忘れな草賞【OP】に出走し、見事勝利を収め、オークス出走に必要な賞金を積み増しました。オークス出走を実現しましたが、結果は13着に終わっています。
ロッテンマイヤーの血統背景
繁殖牝馬ロッテンマイヤーの父馬クロフネはノーザンダンサー系の種牡馬。自身の競走馬としての生涯戦績は10戦6勝。主な勝鞍には2001年 NHKマイルカップ 【GⅠ】、同年 ジャパンカップダート 【GⅠ】があります。
種牡馬としては短距離馬やマイル路線、ジャンプレースでの活躍馬も輩出していますが、ダートを得意とする産駒の輩出が顕著で、POG的には少し敬遠されがちな種牡馬です。
BMSとしては5年連続BMSランキング5位以内の実績を残しました。クロフネをBMSとする代表的な活躍馬には、GⅠ4勝のクロノジェネシス、2022年 ジャパンカップ 【GⅠ】勝ち馬のヴェラアズールなどがいます。直仔とは異なり、芝の中長距離の大レース勝ち馬も登場しています。
一方、ロッテンマイヤーの母馬アーデルハイトは、競走馬としては1戦0勝の戦績しか残せませんでしたので、競走馬としては全く活躍できませんでした(引退理由:骨折に回復後に生じた脚元トラブル)。繁殖牝馬としては、ロッテンマイヤーの他に2024年 マーメイドステークス 【GⅢ】2着のエーデルブルーメを輩出しており、比較的仔出しの良い繁殖牝馬のようです。
繁殖成績が良い理由はその血統背景にありそうです。アーデルハイトの母馬は競走馬(1995年 JRA賞最優秀2歳牝馬に選出)としても、繁殖牝馬(ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルのGⅠウイナー2頭、重賞ウイナー6頭を排出)としても優秀な実績を残しているビワハイジで、血統的な裏付けには確かなものがあります。
ロッテンマイヤー産駒の
POG期間内戦績及び傾向

ロッテンマイヤー産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既に競走馬デビューしている3番仔バートラガッツまでを対象に考察を進めていきます。ロッテンマイヤー産駒の出世頭は2025年 桜花賞【GⅠ】、同年 秋華賞 【GⅠ】の2冠牝馬に輝いたエンブロイダリーです。
ロッテンマイヤー産駒の競走馬デビューの時期について
考察対象のロッテンマイヤー産駒3頭は全て2歳時に競走馬デビューを果たしているので、ロッテンマイヤー産駒は2歳時に競走馬デビューできる傾向にあると言って良いでしょう。ちなみにロッテンマイヤー自身の競走馬デビューの時期は3歳の1月でした。
また、考察対象のロッテンマイヤー産駒3頭の内、2頭はデビュー戦を勝利で飾り、1頭は2戦目で勝ち上がっており、ロッテンマイヤー産駒はデビュー戦から勝利を期待できる血統と言って良いでしょう。
ロッテンマイヤー産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のロッテンマイヤー産駒3頭それぞれのデビュー戦時の馬体重は、初仔ゼーゼマンが484kg、エンブロイダリーが480kg、バートラガッツが516kgでした。現在までのところ、繁殖牝馬ロッテンマイヤーの仔出しは良好で、ロッテンマイヤー産駒は小柄な馬格で活躍を阻まれる傾向には無いようです。ちなみにロッテンマイヤー自身の競走馬デビュー時の馬体重は466kgでした。小さな馬格のロッテンマイヤー産駒をPOGで指名する際には注意が必要でしょう。
ロッテンマイヤー産駒の距離適性

考察対象のロッテンマイヤー産駒3頭は全てPOG期間内に勝利を上げています。ただし、3番仔バートラガッツの勝利はダート1800mでした。芝コースで勝ち上がった2頭の勝利レースはゼーゼマンが1600m、エンブロイダリーが1400m、1600m、1800mでのものでした。ロッテンマイヤー産駒の距離適性についてはマイル~2000m程度のレンジにあると考えて良いでしょう。
ロッテンマイヤー産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のロッテンマイヤー産駒3頭の内訳は、牡馬が2頭、牝馬が1頭です。出世頭のエンブロイダリーが牝馬産駒ですので、ロッテンマイヤー産駒は牝馬産駒の方が良績を期待できそうではありますが、牡馬産駒2頭は2頭ともデビュー戦を勝利で飾っており、素質の高い競走馬であると考えます。これらのことからロッテンマイヤー産駒には性差による戦績差は無いと考えます。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬ロッテンマイヤーにはこれまでエピファネイア、アドマイヤマーズ、リアルスティール、クリソベリル、リオンディーズが配されてきました。出世頭のエンブロイダリーがアドマイヤマーズ産駒ですので、ロッテンマイヤーとアドマイヤマーズの配合相性は悪くはないのでしょう。ただ、エンブロイダリー以外の2頭も高素質馬であることが推察されます。POGでロッテンマイヤー産駒を指名するならば、父馬の馬場適性を考慮し、狙うレースを定めて指名すると良さそうです。
繁殖牝馬 ロッテンマイヤー
レーダーチャート

POGでロッテンマイヤー産駒を
選ぶ時のポイント
- 超優秀な血統背景を持つ。
- 2歳時デビュー&デビュー勝ちを期待できる血統
- ロッテンマイヤーは種牡馬を選ばず、優秀な競走馬を輩出できる繁殖牝馬である可能性が高い。POG的には父馬の馬場適性を基準に選ぶと良さそう。