いずれマイル王の母に??
ウォーターピオニー

競走馬としてのウォーターピオニー
繁殖牝馬ウォーターピオニーは社台ファームの生産馬で、父馬ヴィクトワールピサ、母馬マチカネハヤテ、母父サクラバクシンオーの配合で生まれたサラブレッドです。生涯戦績は19戦3勝。主な勝ち鞍は3歳以上500m万下の平場レースです。重賞レースへの出走実績は無く、競走馬としては大きな戦績は残せませんでした。
ウォーターピオニーの血統背景
繁殖牝馬ウォーターピオニーの父馬ヴィクトワールピサも社台ファームの生産馬で、生涯戦績は15戦8勝。2011年JRA賞最優秀4歳以上牡馬、2010年JRA賞最優秀3歳牡馬に選出された名馬で、主な勝鞍には2010年皐月賞(GⅠ)、同年有馬記念(GⅠ)、2011年ドバイワールドカップ(GⅠ)があります。自身はデビュー戦こそ2着に敗れましたが、以後は5連勝して皐月賞を制し、続く日本ダービーは3着に入り、POG的には大活躍しました。古馬になってからも2010年 有馬記念 【GⅠ】、2011年 ドバイワールドカップ 【GⅠ】で勝利する等、大活躍を収めた競走馬でした。
競走馬として大活躍を収めたヴィクトワールピサですが、種牡馬としてのヴィクトワールピサを見てみますと、競走成績程の大きな実績を残せてはいません。ヴィクトワールピサ産駒の特徴として、芝コースの適性が高いのですが、ダートもこなす傾向にあるようです。性別による好走実績に差はなく、距離適性としては1800~2000mあたりのようです。他馬がクラシック戦線への出走権を勝ち取るべく、出走レースに好メンバーが集まりやすい3歳の前半時期の勝率はあまり高くないですし、大物産駒もジュエラーがいる程度ですので、必ずしもPOG向きの種牡馬という訳ではなさそうです。
一方、ウォーターピオニーの母馬マチカネハヤテも社台ファームの生産馬。生涯戦績は19戦5勝。5勝していますが、重賞タイトルには手が届いておらず、最高戦績は2009年 石清水ステークス 【1600万下】1着、2010年 伏見ステークス 【1600万下】1着になります。競走馬としては条件馬の位置を脱することができませんでしたが、繁殖牝馬としては2020年 クイーンステークス 【GⅢ】勝ち馬のレッドアネモスを輩出しており、自身が手の届かなかった重賞タイトルを娘が掴み取っています。
ウォーターピオニー産駒の
POG期間内戦績及び傾向

ウォーターピオニー産駒の特徴及び傾向を把握すべく、既にPOG期間を終了している2番仔ウォーターガーベラまでを対象として考察を進めていきます。考察対象のウォーターピオニー産駒2頭は共にPOG期間内から重賞戦線で活躍している競走馬ですので、これら2頭の戦歴を追うことで、今後のPOG戦略の一助としたいと考えます。
ウォーターピオニー産駒の
競走馬デビューの時期について
考察対象のウォーターピオニー産駒2頭は、共に2歳の内に競走馬デビューしていますので、ウォーターピオニー産駒は、競走馬デビューが極端に遅くなる可能性は低いと考えて良いでしょう。ちなみに考察対象のウォーターピオニー産駒2頭は共にデビュー戦を取りこぼしていますが、ウォーターピオニー自身は2歳11月に競走馬デビューし、京都 芝1400mの新馬戦で見事1着になっています。
ウォーターピオニー産駒の
競走馬デビュー時の馬体重について
考察対象のウォーターピオニー産駒2頭の競走馬デビュー時の馬体重を見てみると、初仔ウォーターリヒトが464kg、2番仔ウォーターガーベラが442kgでした。考察対象の2頭の馬格は、大きくもなければ小さくもない中型サイズでした。それでも2頭共に重賞戦線で活躍していますので、ウォーターピオニー産駒をPOGで指名するならば、極端に大きかったり、小さかったりしなければ良いと考えます。ちなみにウォーターピオニー自身の競走馬デビュー時の馬体重は446kgと中型サイズでした。
ウォーターピオニー産駒の距離適性

考察対象のウォーターピオニー産駒2頭がそれぞれ勝ち星を上げたレース距離を見てみると、ウォーターリヒトはPOG期間内には2000mを中心とした芝レースに出走しており、POG期間内の1勝も芝2000mでのものでした。しかし、重賞実績はマイル戦でのものに偏っており、ウォーターリヒトの距離適性はマイル近辺と思われます。
一方、ウォーターガーベラのレース実績を見てみると、2025年 シンザン記念 【GⅢ】3着、同年チューリップ賞 【GⅡ】2着の実績があります。この2頭の戦績から見てみると、ウォーターピオニー産駒の距離適性はマイル近辺にあるようです。マイル適性の高い種牡馬との配合の時に、超大物が生まれてくるかもしれません。
ウォーターピオニー産駒の
性差によるPOG期間内の戦績の差について
考察対象のウォーターピオニー産駒2頭の内訳は、牡馬産駒が1頭、牝馬産駒が1頭です。各々ともに重賞戦線で活躍していますので、ウォーターピオニー産駒には性差による戦績差は無いと考えます。
父系の違いによる
POG期間内の戦績の差(配合相性)について
繁殖牝馬ウォーターピオニーにはこれまでドレフォンとレイデオロが配されてきました。ドレフォンとの配合ではウォーターリヒトが、レイデオロとの配合ではウォーターガーベラが輩出されています。血統が全く異なる種牡馬との配合で、それぞれ重賞活躍馬を輩出していますので、ウォーターピオニーは種牡馬を選ばず活躍馬を輩出できる可能性の高い繁殖牝馬であると考えられます。
繁殖牝馬 ウォーターピオニー
レーダーチャート

POGで
ウォーターピオニー産駒を選ぶポイント
- マイル適性の高い種牡馬との配合が良さそう
- ウォーターピオニーは種牡馬を選ばず、素質の高い産駒を輩出できる可能性の高い繁殖牝馬
- 競走馬デビューが極端に遅くなる可能性は低いものの、デビュー勝ちは期待できない
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